アメリカの気候変動法案 「クーリエ・ジャポン」2009年9月号
なんかこの雑誌の紹介が多いな(苦笑)
関係者ではないのだが面白い記事が多いのでネタふりにちょうどいい。
今月号のメイン・コンテンツは
「誰にも教えたくない16の目的地 究極のバカンス!」
"ブランジェリーナ"も心酔! 猛獣の世話で刺激的ホリデー
アルプスの山々に抱かれる"天国"に一番近い谷へ ...etc.
スコットランドの大自然に触れ“泊まれる”レストランを巡る
新感覚のブラジル料理をあのサンパウロで堪能せよ! ...etc.
付録DVDも付いている「Google グーグル・スピーチ」
Track1 「コンピュータの電源を切って考えてほしいこと」
エリック・シュミット/Google CEO
ペンシルバニア大学
Track2 「自分の夢を叶えたければ、クレイジーになればいい」
ラリー・ペイジ/Google 共同創設者
ミシガン大学
(クーリエ・ジャポン)
だが、個人的に面白かったのは別の記事だった。
帰る国のない孤独な米国人…ジェンキンスさんの「その後の生活」
佐渡島のチャールズ・ジェンキンス氏の今。
「自らが安っぽい好奇心の対象になっていると感じる」と言いつつも、一日に300枚の記念撮影をしたこともある、というジェンキンズ氏の心中。
この中で書かれているが、「告白」に続き著作を出版するかもしれないそうだ。
その理由として「金正日がいやがるから」という一文があるのは面白かった。
オバマの「環境保護」政策にカナダのエネルギー界が猛反発!
日本ではニュースでほとんど見た覚えがないが、米国では気候変動法案が可決に向けて調整が進められている。
正しくは「米国クリーン・エネルギーおよび安全保障法案」。
その中には「炭素削減規制が米国と同等のレベルに満たない国からの輸入品に大して関税措置を定める」という条項を含む。
これをカナダのジム・プレンティス環境大臣は「環境を盾にした保護主義だ」と非難。
カナダの算出するオイルサンドはその生成過程で温室効果ガスを最大15%増加させると試算がされている背景がある。
結局のところ、「米国が何をもって他国の法規制を自国のものと同等とみなすかは米国次第だろう」と言っている。
スーパー301条を思い出すのは自分だけだろうか?
関連情報サイト
保護主義条項を残し気候変動対策法案が下院を通過 - 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ
米国で、気候変動法案が辛うじて可決した。 - 世界のメディア・ニュース
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