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2010年7月28日 (水)

ひきこもり70万人? 内閣府「ひきこもりに関する実態調査」元データを読んでみた

内閣府「青少年に関する調査研究等

若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)・概要(pdf)
若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)・本文
若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)・骨子(pdf・2ページ)



こういった統計結果が発表されニュースを読むとき見るときに、特に気をつけていることがある。

「マスコミの報道は発表された『概要』の丸写しがけっこう多い。

 記者は統計結果をきちんと読まずに、記者や編集部が描きたいストーリーを書いているだけかもしれない。」

記者も忙しいだろうが、読む方も忙しい。
今の世相だと、悲観的な記事を書く方が「受け」がいい。でも、そういう記事を選んで読んで浸らなければならないこともない。

金太郎飴のような記事ばかりで違和感を感じている人には、忙しくても、元データをあたってみることを奨めたい。

私もそれなりに忙しいけれども、忙しいなりに、元データを読んでみた。



ニュース記事では「ひきこもり=70万人」と見出しを付けているところが多いが、それは「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」をまとめたもの。

世間一般の「ひきこもり」のイメージは、自分の部屋か家から出ない、近所にまでしか外出しない人たちだろう。
これは「狭義のひきこもり」に該当する。

「準ひきこもり」は、仕事や学校、人付き合いや遊びでの外出はしないけれど、自分の趣味の用事の外出はする。そういう生活が6ヶ月以上続いている人たち。

(注:ただし自営・出産・育児従事者などは除く。)



(追記・7/29)

厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

この新ガイドラインに照らし合わせて、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
準ひきこもり
(ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する)・・・46.0万人
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
狭義のひきこもり
(ふだんは家にいるが、近所のコンビニ などには出かける)・・・15.3万人
(自室からは出るが、家からは出ない)・・・3.5万人
(自室からほとんど出ない)・・・4.7万人
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これらを全部足して69.6万人・・・70万人としている。
(追記ここまで)



「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」を混同するのは、当事者たちの心理にも良くないと思う。
それぞれに合わせた対応が必要だろう。

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統計結果を読んで考えた重要な点は3つ。

○「狭義のひきこもり」を、社会参加できるようにひっぱり上げるための医学的サポート、家族へのカウンセリングを含めた対応。

○「準ひきこもり」が社会復帰する時のための組織的・世間的なサポート。「狭義」に落ち込ませないための職業訓練・就業支援。

○「ひきこもり親和群」が、そこから「準ひきこもり」へと甘えさせないための教育や訓練、就業支援などの社会的対応。



「ひきこもり親和群」を「ひきこもり予備軍」と書いている新聞がある。いったいどういうストーリーを書きたいのか、まあ、分かりやすいといえば分かりやすい。

「ひきこもり親和群」はQ27・11〜14の4つの設問の答えから、ひきこもる行動に特にシンパシーを感じているとされた集団だが、構成は学生が 35.9%と多い。正社員は26.7%(一般群では学生が21.8%、正社員が41.6%と逆転する)。

また「仕事をしなくても生活できるのなら仕事はしたくない」設問(Q17・3)で、「はい」と答えた人が48.9%と極端に多く、半分近くを占めている。「どちらかといえば、はい」を含めると70%となる。

ちなみに「ひきこもり群(狭義+準ひきこもり)」で「はい」と答えた人は25.4% でむしろ「一般群」の普通の人たちの感覚に近い。彼らは現実を見ていると同時に絶望も感じているのだろうか。

「ひきこもり=甘えている」とも言われるが、この「ひきこもり親和群」の方がずっと甘えている状態にあると考えられる。他の設問(Q27の10、9、3、4など。一般群と比較)からも同様に感じられる。
だから「ひきこもり」という(一見、楽そうに見える)行動にシンパシーを感じ設問への答のポイントが 高くなっているのかもしれない。

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「準ひきこもり」は、「ひきこもり群」として「狭義のひきこもり」と一括りになっているので詳細は分かりにくい。
あくまでも想像だが、学校や職場など人間関係などでつまづいて、立ち止まって、半年、1年、2年、不景気に合わせて長くなっている、友達とも会いにくい、そういう状態なのではないだろうか。リーマン破綻で世界同時不況へ崩れてからもうすぐ2年。

「狭義のひきこもり」には、社会参加をするようになるための医学的なサポートや家族も含めたカウンセリングなどの対応が必要だろう。

こういう統計で大事なのは、何がその「ひきこもる」行動のきっかけになったかを知ることで、なぜ修正出来なかったのか、どうすればそういう状態を減らしていく ことが出来るか考え、対策をとることだと思う。

そういう意味では、「狭義のひきこもり」になった人たちのそのきっかけや行動の分析は、「準ひきこもり」や「ひきこもり親和群」へどのように対応すれば、より適切に良い方向に対応出来るか、意義あるものとなるだろう。






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コメント

■2年前に親元から離れて、自分で稼いだ金で生活してる。不定期で入ってくる仕事をやる程度。年収700万ちょっと。
親元でひきこもってると、近所からも白い目で見られるから、自分のわずかな残り金で隣町にアパート借りて一人暮らし始めた。
就職するのも面倒くせえから、自分で仕入れて老人に売りつけて、500万くらいまとまった金を最初の2〜3ヶ月で貯めた。
ホームセンターやジャスコで布団セットを買ってきて、50万〜100万円くらいで売った。
実家のある近所に何件か1人暮らしや夫婦で暮らしてる老人だけの世帯があったから、そいつらに売りつけた。
ドラッグストアで買ったコンドロイチンZS錠や湿布なんかも5万円で買ってくれて、すげえ喜ばれた。
連れ合いを亡くした婆ちゃんの家に訪問した時なんか、世間話や亡くなったご主人の話を聞いてるだけで、買ってくれた。
仏壇に線香立ててあげたら、「ありがとうねぇ…こんな優しい若者がおるんやねぇ。仏様の遣いなんかねぇ…あんたは孫みたいなもんだよホントに…」って、オレが拝まれちゃった。
老人って、人情にもろいのかボケて頭弱いのか知らんが、いい客だ。
■つづき→
最近、実家のすぐ近くに住む老夫婦が自殺した。ガス自殺らしい。遺書は無かったらしいが、経済苦で悩んでたらしい。確認したら、オレが布団売りつけた客だった(´・ω・`)…
ま、オレが直接殺したわけじゃないし、オレが原因だと決まった訳じゃないし、いいよね?そうだとしても、どうでもいいし。親元から独立して、自分で食っていってるわけだし、何やろうと勝手だ。
親には一生会いたくない。自立しようと思った理由の一つが「鬱病なんて気の持ちようだ!どこでもいいから働け!いい年して恥ずかしい!甘えるな!」と言ってくる親を見返してやろうと思ったから。そして、親に復讐するために自立した。その点では感謝してるよ。
これからも屈辱的な思いをさせてやる。親類縁者や実家の近所の人間関係、ムチャクチャにしてやるよ。何もかも騙し取って。オレの気が晴れるまでな。
そろそろ1000万貯まる。闇金融の経営始めてる。
ま、2年前まで鬱病でひきこもりやってた俺が悪いんだけどね。「逆恨みも甚だしい」と言われりゃ、それまでだけど。
今は何やっても自分で食っていく自信はあるし、仕事がなかったら自分で作ってやっていける。
今でも親への感謝の気持ちなんか、これっぽっちも持ったことないね。
むしろ、「なんで、こんな小さな奴らの元から早く独立しなかったんだろう」と自分にムカッ腹が立つね。
両親には、「息子の稼ぎのための犠牲になった、ご近所さんや親戚との人間関係で、せいぜい苦しんで惨めな気持ちのまま一生過ごせ」と言ってやりたいね。
それなりの金手に入れると、親を苦しめるのが楽しいね。
■つづき→
大金も、ある程度の知能も身に付けたら、もうこっちのもんだ。何が「甘えるな!今の若いヤツは根性がない」だ?
両親に告ぐ。「甘えるな。俺からの復讐を根性で止めてみろよ、止められるモンならな。俺は余裕で、お前らのちっぽけな人生をブッ潰してやる」

50代60代の親父連中は根性があるから、若者の暴力にもビクともしないんだろ?その根性とやら、どれほどのものか見せてもらおうじゃねぇか。
「ニート・ひきこもり」から抜け出してアパート借りたら、もうこっちのもんだ。両親に用はない。
第二の豊田商事目指してる。いや、超えるぜ。円天詐欺L&Gの波さん超えてやるぜ。
世の中のカス親父ども、全財産用意して待ってろ。お前らの金は全部、オレ達若い世代が奪う。お前らよりオレらのほうが金遣いのセンスは遥かに上だ。有効活用してやる。
お前ら親父世代が長年築いてきた財産や価値観は、オレが駆け出しの頃食ってた激安蕎麦くらいの価値と同程度だ。
せいぜい今のうちに「ニートやひきこもりは根性がない。甘えてる。最近の若い奴は…」とでも、ほざいておけ。
オレが引っ張り出して研修を施した、「元ニート」「元ひきこもり」の奴らは少しずつ増えている。
彼らは「社長〜、自分にも早く営業行かせてくださいよ〜。せっかく、ひきこもりから抜け出せたんだから」と、エネルギーに満ち溢れている。
やればできる奴らなんだよ。自分で稼いで生きていける奴らだ。それを、これから証明していく。

こんにちは、私は元ひきこもりです。現在は臨床心理士を目指しています。これを見ている現在引きこもりの方に伝えたいことがあります。私たちはなぜ「甘えるな」といわれ、蔑まれるのでしょうか?これはしばしば私たちが孤立状態にあり、相手の脅威にならないからだと私は思います。つまり、「なめられている」のです。元ひきこもりであることを知ると相手が急に横暴な態度をとるのがよい例です。どんな意志の強い人でも、大勢から否定されれば心が折れてしまうのではないでしょうか。今日の引きこもりに対する「根性が無い」と指摘する風潮に私は疑問を感じます。むしろ、私たちに必要なのは根性や強い精神ではなく仲間意識ではないでしょうか。いじめなどもそうですが、多数が孤立した人を狙うという構図から私はそう思います。
私の考えの是非はともかく、現在ひきこもり・不登校の人はかならず自殺をしないでください。同じ経歴を持ち、現在復帰した人が増えてきています。今後この問題が改善する余地は十分あります。あきらめないでください。

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