「芸術新潮」が面白い 〜生まれ変わるオルセー美術館へ〜
普段はまず手にしない「芸術新潮」。
前記事「雑誌「考える人」 ロングインタビュー 村上春樹|松家仁之、読了」に書いた松家氏が編集長をしていたので、表紙のシロクマにも誘われて本屋でめくってみた。
「芸術新潮 2010年7月号 〜生まれ変わるオルセー美術館へ〜」
ポンポンのシロクマを見に行きたくなった。
紙がいいのか、美術雑誌だからセンスがいいのか、単に自分が美術雑誌を読みつけていないからか、写真の良さに目がいく。作品の雰囲気を引き出しているように感じられる。
比較するのが間違っていると思うけど、他の雑誌でのオルセー美術館特集を読んだ時はこんな感慨を抱いた覚えがない。
「オルセー美術館」というとすぐイメージされるような印象派の作品ではなく、画集や教科書には載っていない作品とその見方が面白い。オルセーの消防士の話も必見。
第五章「彫刻」が個人的に面白かったけれども、説明を読んでも「ふーん、そうなんだ」で止まってしまうのがもどかしい。
ロダンは別格とはよく聞くけれども、こういう背景があったとは。
こういう話こそ高校の美術で教えて欲しかった。
メモ
松家氏は6月末で退社なので「芸術新潮」でも最後の仕事なのだろう。
編集長の名前がきっかけで雑誌を買ったのは初めてだ。
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