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2010年11月28日 (日)

クーリエ・ジャポン2011年1月号「フランス特集」 中国メディアが載せた石原慎太郎インタビュー

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クーリエ・ジャポン2011年1月号。フランス特集、というかフランス料理のフルコース。
料理の中にちょっと面白い一品があった。

ちょっと前に話題になったみたいだけど、かなり刺激的で知らない味だったので取り上げてみた。



あなたが知らない石原慎太郎(你不知道的石原慎太郎)

南方人物周刊 (Southern People Weekly)の2010年10月18日号のインタビューを香港のSouth China Morning Postが紹介したもの。

Googleで日本語ページで検索すると、「南方人物周刊 石原」は88件、「南方周刊 石原」でも1万件ちょっと(11月28日現在)。朝日新聞が記事を載せたわりにヒット数少ないし、調べてたら面白かったので今さらながら関連情報メモ。

Courier201101a
(YouTube)

中国でよくこんな記事が出せたものだと思う。
近頃の中国メディアには、たまにこういう物議を醸す記事が現れるようだ。

思っているほど規制や抑圧はないのか?と見直しかけて調べてみたら、案の定その号のバックナンバーから記事が消されていた。

企画自体は数ヶ月前から進められていて、出版前に尖閣諸島漁船衝突事件が起こったが、それでも出版を強行したそうだ。

当然、かなりの非難・反響が寄せられたという。
南方人物週刊のサイトにはバックナンバーが載っているが、このインタビューが載った2002年10月18日号の表紙は10月11日号が使われ、誌面でも他の号にはある「封面人物」欄が載っていない(11月 28日現在)。ページ数も書き換えられているそうだ。(参照



クーリエ・ジャポンの記事はSouth China Morning Post誌の紹介記事1ページだけだが、その日本語訳・全文が東京都の「知事の部屋」ページに載っている。(参照

石原氏の主義・主張には賛成出来ないところもあるし、その施政には疑問を感じるところも多々あるが、こういう「政治家」として主義主張をはっきり言う姿勢は他の議員も見習ってほしいもんだ。

ヘタな日本メディアの記事より、しっかりと取材・分析し、ずっとバランスがとれているという印象だった。

インタビューでは、政治家について「政治家」と「政客」(politician・ポリティシアン/軽蔑した表現として政治屋とも言われる)の2つが使われている。石原氏は日本には政客しかいないとバッサリ。

一方、記者はずっと石原氏を「政治家」と表現していているが、一度だけ「政治屋」と表現している(原文でも「政客」)。
インタビューの最後では、石原氏は、自分について悪く書いたら爆弾を投げつけるぞ、と石原氏らしい警告をしたそうだが、大丈夫だったのだろうか?(笑)

記者の政治家観が出たのかもしれないが、石原氏の「三国人」発言について触れた後なので時期が時期だけにバランスをとってガス抜きを狙ったとも感じられる。


これが中国メディアの記事だと知らなければ、欧米メディアの記事だと言われても気付かないかもしれない。

こういう記事が多くなれば、中国メディアを見直す気にもなるんだが。



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この南方人物周刊のインタビュー記事の中国語の全文はあちこちの中国サイトに転載されている。(参照1)( 参照2)(参照3
(尖閣諸島漁船事件の後なのでどんな編集がされているか分からないので複数のサイトにリンク)

大紀元によると、いくつかのポータルサイトでは記事が姿を消したそうだ(参照)。

また、インタビューの最後の、黄文煒(黄文炜)記者の「東京王如何当市長(东京王如何当市长)」はほとんど見つけられなかった。
「知事の部屋」ページの日本語訳4「「東京王はどのように市長を務めているか?」に相当する。
东京王如何当市长_南方人物周刊_杂志频道_新浪网-北美

石原氏の都知事としての業績を書いているため、どこか初期に転載したサイトがその章を削って、例によってコピペコピペされていったのだろう。

このあたり、都合の悪いセクションは丸ごと削除されて転載されるのは中国ネットの定番となっているようだ。



南方報業(南方报业)集団は、広東省発の大手メディアグループ。米国ニューズウィーク買収に動いたり参照、広州独立論を出したり(参照)いろいろと物議を醸す記事を書いている。

DIRECTOR'S WATCHING No.16:南からメディア改革の風が吹く



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