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2010年12月 7日 (火)

「日欧米に痛打を見舞った中国のレアアース戦略」

レアアース関連で当ブログに来られた方向けの誘導メモ

よい記事があった。

中国のレアアース戦略と米国の対応など。よくまとまっている。

「日欧米に痛打を見舞った中国のレアアース戦略」

(Comment la Chine a gagne la bataille des metaux strategiques)
ル・モンド・ディプロマティーク日本語版
著:オリヴィエ・ザジェク(Olivier Zajec) 欧州戦略情報社(パリ)研究員
訳:日本語版編集部

 ハイテク機器に欠かせない金属、レアアース。その生産を一手に握る中国。そして輸出制限。地政学的「グレートゲーム」の始まりだ。この戦略的鉱物に対する支配権を確立するため、中国は西側資本主義国の捨て去ったものに依拠した。長期的産業政策である。[フランス語版編集部]




米国は、1965年から85年まではレアアース産業の一貫体制を築いていた。
カリフォルニアのマウンテン・パス鉱山など「基礎部門」が、GM向けのネオジム磁石を生産しているマグネクエンチ社など「高度部門」にレアアースを供給していた。

中国産のレアアースの価格が下がったことでマウンテン・パスの採算が厳しくなった。

中国海洋石油(CNOOC)が米国のユノカル買収を目論んだが、辛くもその企ては阻止された。ユノカル社は、マウンテン・パス鉱山を所有するモリコープ・ミネラルズ社を買収している。

また、中国の2つの企業が米国の投資会社と組んでマグネクエンチ社を買収をした。米国政府は、同社を5年間は米国に置いておくことを条件に買収を承認し、それから5年後に従業員は解雇され、同社は中国の天津に移転した。
マグネクエンチ社は、米国でただ一つ残った特殊磁石製造業者だった。(参照)(参照

そして現在、米国からレアアース産業はほぼ完全に消え去った。

ひとつの産業のノウハウと文化は数年で失われるが、それを再生するには何十年もかかる。必要な専門的知識をもつ人間がいなくなっていることも大きな原因だ。(本文より)


中国企業が日本の技術を虎視眈々、どころか舌なめずりして狙っているのは周知の通り。

中国国内の採掘現場や流通の「基礎部門」では中央の管理が行き届かずに乱開発と環境汚染が進んでいるようだが、「高度部門」の技術獲得は着々と進んでいるように思える。

The Cutting Edge Newsにも、同様の記事が載っていた。
(The Rare Earth Dilemma: China’s Market Dominance - The Cutting Edge News)

この中に、米国下院科学技術委員会でのモリコープ社のマーク・スミスCEOの発言が載っている。

「当社には17人の科学者・技術者がいる。これで中国の6000人の科学者と競わなければならない。」


レアアース関連記事:
「レアアースため込む日本、中国に輸出制限緩和を要求」 変な記事の背景
海底に20年分とはどこから出てきたか?
中国メディアで転載・編集され、削除された部分
日本は20年分のレアアースを海底に「備蓄?」/「ためこむ?」 日本を狙い撃ちにした表現



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コメント

戦略について調べていた所、
こちらのブログにたどり着きました。

とても参考になる記事にたどり着けて嬉しいです。
ありがとうございました。

お役にたってなによりです。

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