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2011年1月27日 (木)

「日本国債 暴落のシナリオ」読了 S&Pの日本国債の格付けが"AAマイナス"に引き下げられたので読んでみた

日本国債 暴落のシナリオ日本国債 暴落のシナリオ
石角 完爾 田代 秀敏

中経出版 2010-12-07

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帰宅途中、ツイッターで「S&Pが日本国債の格付けを"AA" から "AA-"に引き下げた」ことを知った。
今日は早めに帰って鍋つつこうと思ってたけど、判断する知識が足りないと思い、途中で大型書店に寄って関連書籍を探してみた。書評。

正直なところ、今回こうと思って探してみるまでは、国債の格付けを絡めて詳しく説明している一般書なんて、ちょっと探せば見つかるだろうと思っていた。

意外とない。

本書は、日本国債の格付けに触れ、格付けが下がって行き不適格となって暴落するに至るシナリオ、暴落したら日本と私たちの資産はどうなる、という対談集。


多分、明日の金曜や週末のニュースや記事では、自己正当化の意見と、円安で輸出業種に有利とか、金利の上昇これからどうなる? といった記事や評論が多く出るだろう。それらを読み解く上で、考える一助になると思う。

(追記2011/01/27・10分後)
首相、S&P格付け「初めて聞いた。私疎いんで」 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

勘弁してくれよぉ・・・
(追記ここまで)




スタンダード&プアーズ(S&P)は2009年1月に日本の格付けを"AA(安定的)" から "AA(ネガティブ)"に引き下げている。

その時のS&Pの見解は、
財政再建は重要課題だが "AA"とするのは、日本円の準備通貨としての地位が高いこと、世界金融危機に対して金融セクターの耐性があったこと、日本経済の多様性、の3点があったからだそうだ。

その見解が "AA"(ダブルエー)全体についてのことか、プラスでもマイナスでもない"AA"のことか、は分からない。

今回、"AA-" に引き下げたことで、S&Pが強い警告を発しているのは確かだ。

ムーディーズ(Moodies), フィッチ(Fitch)の格付けの行方を注意深くみていきたい。

個人投資家が日本から逃げ出す、あるいはヘッジファンドに売り込まれる、などいくつかのシナリオを本書は提示している。

では、日本を助ける国やIMFはあるのだろうか?

本書は、米国は米国債の暴落を防ぐために放置するが日本は政治的理由から米国債は売れない、中国は上海を金融センタとするために日本国債の崩落を後押しするなどのシナリオが書かれている。日本の将来を考えると、あまり楽しくない。

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本書に、面白いデータが載っていた。

日本国債は国内投資家が90%以上を消化しているので、心配をすること自体が間違っている、という意見がある。
株や債券の空売りなんてよく聞く話だし、そんな馬鹿なことはないだろうと思っていた。

本書によると、海外投資家の日本国債の保有割合は、

現物:19.2%、先物:42.1%、オプション:63.1%
なのだそうだ。


ヘッジファンドを中心に海外投資家が売りを仕掛けることをきっかけに日本国債が暴落することは、本書以前にも心配されている。参照

格付けが下がることで、それら攻撃に弾みがつくことは想像するに難くない。

連中は、あの日銀砲に手痛い目にあっているから、次こそはとリベンジの機会を狙っていることだろう。(日銀砲 ‐ 通信用語の基礎知識

英国ポンドを負かしたジョージ・ソロスのように、日銀砲を叩きつぶし、自分たちの力を示したいかもしれない。スマートパワーでの戦争が本格化しているように感じられる。

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本書では、国債が暴落してハイパーインフレになって良いこともある、と書いている。
日本では近世に2度あった。

明治維新と昭和20年の敗戦。

政体も社会も極めてドラスティックに変わり、昭和20年の敗戦後のハイパーインフレの後は、追いつき追い越せで高度成長を成し遂げGNP世界第2位まで上り詰めたのだそうだ。



いや・・・、そんな社会の変革はいらないから・・・(´・ω・`)

政府・日銀には、政治闘争ばかり楽しんでいないで、もっとしっかりやって欲しいと思う。



メモ
最後の、国債暴落したからデフォルトして、ハイパーインフレして「日本終了」という本はけっこうああった。



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