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2011年1月29日 (土)

「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)」「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」 読了

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)
安藤 健二

洋泉社 2011-01-08
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2011年1月の出版。わずか半月なのに、すでにAmazonや楽天ブックス、他のネット書店に在庫が無い。書評。

(追記2011/02/02)『パチンコがアニメだらけになった理由』、amazonで発売再開! お待たせいたしました。何卒よろしくお願いいたします。Twitter

大手マスコミはぜんぜん触れていないが(参照)、騙されまいとする人はやはり多いのだろう。

このパターンは、昨年末に出版された「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」と似ている。これもあっという間に在庫が無くなって、今年1月になって重版がかかったためやっと読む事が出来た。



パチンコはまったくやらない。
やり方も負けない打ち方も知らないから全然楽しくない。今から始めてみたってカモにされるだけなので、知る気にもならない。
非常事態にトイレを借り、利用料がわりに店内の自販機で缶コーヒーを買う、その程度の付き合いで充分。

いつ頃からかアニメ関係のパチンコが増え、商店街のパチンコ屋の広告も音楽もアニメ・マンガだらけとなった。
新しい犠牲者利用者を開拓するためにアニメ・マンガのコンテンツを使いだしたのかと感じ、げんなりしたことを憶えている。

エヴァンゲリオンのパチンコが出た時は、これは一世を風靡した作品だし、制作したガイナックスという会社は良い意味でも悪い意味でも(笑)儲かることに積極的な会社なので納得したが、「あなたと合体したい。・・・気持ちいい〜っ」のテレビCMで話題となった「創聖のアクエリオン」という作品はまったく聞いたことがなく、いぶかしく感じていた。

なんで、こんなマイナーな作品をパチンコ化したのか?、長く疑問に感じていたが本書が謎解きをしてくれた。

「将を射んと欲すればまず馬を射よ」で、そのパチンコ台を製造したSANKYOが狙ったのは、「アクエリオン」を制作した株式会社サテライトとの資本提携であり、同社の河森正治 監督の「超時空要塞マクロス」の版権が目的だったのだそうだ。



さらに本書は、実は、アニメやマンガが好きな若者をターゲットにしてはいないことを謎解いていく。

パチンコ層とアニメ・マンガが好きな層とは重なっていないそうだ。
馴染みのあるアニメやマンガを使っていても、実は、友達の中でパチンコしだしたのは自分だけだった、ということもあるかもしれない。

アニメやマンガのパチンコが増えていったのはパチンコ屋が若者をターゲットにし始めたから、と考えた人は多いのではないだろうか。ノシ
本書のように、読者と著者が似たイメージを持ち、それを固めていくかと思っていたら、「あれ?なんか違うぞ」とのめり込んでいって、一気に読んでしまった。

安藤氏のルポは、取材をしていく途中の試行錯誤や取材対象の反応などがしっかりと書かれている。取材先の中には書籍で作品名を出すならそのロイヤリティを払えと言ったとんでもない会社もあったそうだ。ゴ○ゾ

題材はともかくとして、読み応えがあったルポだった。

アニメ制作会社には、いつまでもパチンコ化は裏稼業として恥を感じていて欲しいと思う。それがルビコン川を越えない最後の一線となるだろう。

次に狙われるコンテンツはゲーム業界かな。



「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」一緒に読むとこの業界のブラックさ加減がよく分かる。

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)
若宮 健

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韓国では2000年頃からメダルチギ(日本のパチンコ台を改造したもの)が流行りはじめ、射幸性の高いパチンコ台が出てから社会問題となり、政府高官にも逮捕者が出る「パダイヤギ(海物語)事件」が起き、2007年には全面禁止となったのだそうだ。

本書では、韓国で全廃が出来たのに、なぜ日本で廃止出来ないのかを問うている。

一言で書くと「利権構造」。

本書では、韓国の儒教的価値観や徴兵による軍隊経験をあげているが、韓国が全廃出来たのは、単に歴史が浅く利権構造が充分に出来ていなかったからではないだろうか。日本が出来ないのはパチンコ業界を巡る利権構造が警察や政治家、マスコミも含めて作られているため。


本書の中で、著者は深くは書いていないが、気になる部分があった。

小沢一郎議員が韓国を訪れ李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談をした際に、イ大統領から、日本でのパチンコの規制を緩和をするように要請を受けたのだそうだ。小沢氏は、民団と話してみると返答をしたと書かれている。
韓国ではイ大統領によって全廃され、日本には寄生緩和を求める。
これは、日韓両国でパチンコ業界の利権構造が作られていて、韓国では社会問題化したため全廃をしたが、その代償として日本での規制緩和に口添えをする約束があったようにも感じられる。
パチンコ店の所有者には韓国系・北朝鮮系の人が多いのは周知の事実。そういう裏取引があったとしても不思議ではないと思うのは考えすぎだろうか。次に狙う市場は中国だろうな。



参照:作家若宮健のトップページ

メモ
正直なところ、これから始めようという人の気が知れない。
いくらパチンコ屋の外面をきれいにしたって、裏稼業なのは相変わらずだし、ブラックなのも相変わらず。
ゴト師だの釘の調整だの、デジタル化してから遠隔操作だの、イカサマ疑惑はおさまる様子がない。



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パチンコの記事なんて、書くのは1回でお腹いっぱい。


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