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2011年2月 7日 (月)

「セックスに関心ない」って本当? 厚生労働省の「男女の生活と意識に関する調査」の元データを読んでみた

Sexsymbol
(wikimedia commons)

「第5回・男女の生活と意識に関する調査」(アンケート内容含む)

「第3回・男女の生活と意識に関する調査」結果

「第4回・男女の生活と意識に関する調査」結果

(本文中の男性と女性の書き順は元データに準じています。)


元データを読んだ評価。(詳しい数字は後述)

25才未満の男性でセックスへの関心がないという回答が大きく増えているが、女性の全ての年齢層でも草食化が進んでいる

一部のマスメディアが「肉食女子」という言葉を流行らせようとしていたが、大して広まっていないのは、それが上辺だけで実態とかけ離れているからかもしれない。

(追記:2011/03/07)

「草食化」、米では女性も? 性的行為「未経験」増える



米国の疾病対策センター(CDC)は、性に関する意識調査をまとめ、性的行為を経験したことがない15歳から24歳の若者は...



程度の差はあれ、日米で似た傾向があるわけですね。

(追記ここまで)



2年前に比べて、婚姻関係の男女のセックスレスの理由は、女性の「面倒くさい」という理由が大きく上昇している

30代前半の男性は、仮にセックスレスの状態に居るとしても、それは「ヒツジの皮をかぶったオオカミ」。(その世代の男性は、変に空気に流されて萎縮しないほうがいい)



25才未満の男性でセックスへの興味が薄れている、という回答が増えたのは、近頃の若年層の「空気を読む」性質から、女性側に断られる可能性が高い事を積極的に望まないからではないだろうか。

自分が心身的に望んでいることを、積極的に押し通すことで、「新・村社会」(参照)とも言われる人間関係やコミュニケーションで損をしたり、自尊心が傷つくことを回避する、自分を取り巻く社会環境への対応と感じられる。
(ゆとり教育の影響や、内分泌的に衝動が高まらない可能性もあるが、いまのところ補強する材料はない)

「興味がない」と自ら言うのは、望んでも充分に叶わないことに対する自己保存の対応かもしれない(望まなければ、叶わなくても気にならない)。それが神経症的な域にまでいくと「嫌悪感を感じる」となるのかも。

新聞や雑誌記事では、「10〜20才代の男性が『セックスに興味がなく』『草食系』である」と盛んに取り上げ、それを元にしてマイストーリーを広げているようなものが多い。

マスコミ的には、リスクを避けつつ、大衆の目を引く記事で、分かりやすいかもしれないが、ミスリーディングを誘っている感じがする。

一度の調査結果での変化をもとに、そういう風潮を作り、一方的に25才未満の男性に背負わせるのはいかがなものだろう?

マスコミがそういう空気を作ることで、余計に悪化させているんじゃないか?

なぜ若者は保守化するのか-反転する現実と願望なぜ若者は保守化するのか-反転する現実と願望
山田 昌弘

東洋経済新報社 2009-11-20

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今回(第5回)の結果は前回(第4回)(2008年)との差が激しい。

統計結果でこのように大きく変わる時は、社会が大きく変わったり、対象層の意識が大きく変わった、あるいはアンケートの内容が変わった場合がある。

本当は嘘つきな統計数字」(門倉貴史 著)によると、セックスに関するアンケートでは文化的なバイアスが加わりやすい。
例えば、日本ではセックスに関する事をオープンに表現することに慣れていないため、マイナスのバイアスがかかりやすく、結果は実態よりも低くなる可能性が高い。

この調査は、「望まない妊娠防止に関する総合的研究」班による調査結果。前回(第4回)は「全国的実態調査に基づいた人工妊娠中絶の減少に向けた包括的研究」の一環。

「若者のセックスに対する意識」を調べるためだけのものではない。

性に対する意識とともに、家族との関わりや、虐待やネグレクト、避妊やピル、子宮頸ガン予防ワクチンや人工妊娠中絶についての意識調査であり、質問の表現や質問する順番、回答の選択項目の表現などで、調査企画者の思惑によるバイアスがかかっていると考えるべきだろう。

また、今回の調査から虐待に関する質問項目が増えている。



婚姻関係がある男女のセックスレスについて。2008年→2010年の変化。
(問21、問22)(複数の選択肢からの単一回答)

セックスに対して積極的になれない理由

「面倒くさい」・・・男性は9.3%→10.7%と微増。女性は大幅に増加し18.8%→26.9%
(セックス自体やそれに至るまでの過程を面倒くさいと思っているのか、セックスとそれに関係するコミュニケーションか、それとも全部かは不明。)

「出産後何となく」・・・男性は13.6%→18.9%と5%増加、女性は21.0%→22.1%と微増。

「仕事で疲れている」・・・男性は5%減少(24.6%→19.7%)、女性は微減(15.1%→13.9%)。仕事を言い訳にしていない

「セックスより楽しいことがある」・・・男性でやや増加(2.5%→4.9%)、女性でやや減少(8.6%→6.3%)。大して変わらない。

「相手がいない」・・・男性で増加(5.9%→8.2%)女性で微減(1.6%→0.5%)。

男性の意識はそれほど大きくは変わっていないようだが、女性の「面倒くさい」という回答が特に大きく変化している。
口語なら、「そんな気分になれないの・・・」 だろう。

女性の持つ男女関係やセックスに対する価値観の揺らぎかもしれないし、単に、「そんな気分になれない」さまざまなストレスを内外から感じているのかもしれない。


セックスしたがる男、愛を求める女セックスしたがる男、愛を求める女
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ 藤井 留美

主婦の友社 2010-07-14

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いわゆる、草食化について。

Sexlisk_question01_2

「セックス(性交渉)をすることに『興味がない』+『嫌悪している』割合」は、男性の25才未満で2年前より大きく変化しているが、女性は全ての年齢層で高い増加率であり、2010年は2年前よりもさらに高率になっている。
晩婚化と少子化もあるし、「出産後何となく」セックスレスという分を全部割り引いて考えても高率。

一度の調査結果での変化をもとに、一方的に25才未満の男性に背負わせるのはいかがなものだろう?

むしろ、そうやって要求を重ね、求めるハードルを高めることで、余計に空気を悪化させているようにも感じられる。


(追記2011/02/08)
読み返していて気付いたけど、『興味がない』・『嫌悪している』けれども、義務的に、あるいは人間関係的にセックスはするという層もいるはずなんですよね。
そうなると、若年層でもそういう層がいる可能性もあるわけだし、草食系という用語がどんどんと主観的判断に拠るものになってしまう。
(追記ここまで)


本調査の結果には、

セックス(性交渉)をすることに、関心がないと嫌悪しているを加えた割合をみると、男性だけでなく女性でその割合が高いことがわかります。
と書かれている(下線、メモ主)が、
セックス(性交渉)をすることに、関心がないと嫌悪しているを加えた割合をみると、女性でその割合が高く、男性でも高くなってきています。
の方がより適切だろう。

男性では、特に16才〜25才と45才以上で変化が激しい。


男性は、2008年の結果では、20才未満は17.5%、20才代・30才代・40才代では平均して10%前後だった。
2010年の結果では、20才未満は36.1%、20才代は約17%、30才代は約11%、40才代は約20%。

特に30才代前半の男性は、唯一減少している年齢層であり、仮にセックスレスの傾向があるとしても、それは「ヒツジの皮をかぶったオオカミ」の状態。
仕事のためか、周囲とうまくやるためか、いろいろと大人の対応をしているのだろう。


女性は、2008年の結果では、女性の20才代の約25%、30才代の約33%、40才代の約46%が「興味がない+嫌悪している」と回答している。

これらの数字は、偶然にも、その年齢層の平均年齢をほぼ反映させた数字になっていた(20~29才だと"25")。

これが2010年の結果では、女性の20才代の33%、30才代の48%、40才代の56.5%となった。

これらの数字もn

うわなにをするやめr






















(書いてない部分も多いし、次記事に続くかも。復活できたら(笑))


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