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2011年6月10日 (金)

「災害時でも略奪が起きない日本」という海外メディアが伝えた記事とその背景、まとめ。その1:まとめ

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東日本大震災直後、海外メディアで「災害時でも略奪をしない、礼儀正しく秩序ある対応をする日本」という報道が多くあった。

いろいろな人が書いているし今さらな話と思うけれども、ちょっと調べたことや考えたことのメモ。
(備忘録も兼ねているのでダラダラと・・・)

「略奪」という言葉の意味や日本での使われ方、「略奪」と「火事場泥棒」を混同しないという点については、以前の記事で書いたのでそちらを参照してみてください。



簡単なまとめ

東日本大震災では略奪行為が全く無かったわけではないが、被害の規模に対してかなり小規模で限定的だった。

海外メディアの「災害時でも略奪が起きない日本」記事は、報道された時期から、まず首都圏の地震直後の様子や帰宅難民の様子を、その後に東北の津波被災地のレポートをしている。
論調は、自然災害という圧倒的な外力に対して、「我慢」や「仕方ない」という精神作用やコミュニティが結束している日本という視点が多いようだ。

日本では、社会システムやサービスに対する無意識の信頼感が強い。特に物質面で強い。
公共交通機関や電気、ガス等インフラに対する信頼感が強く、流通システムやコンビニなど小売チェーン店のサービスの質も高い。
防災教育や関連情報も多く、ちょうど建築物の耐震基準のように、自然災害に対しての耐久性は社会全体で高い。

津波被害地でも、被害の規模に対して略奪行為は非常に少なかった。それは物質面での不安感が薄い事と自然災害の際の支援が受けられることへの信頼感が全体的なモラルを底上げしていたからではないだろうか。
地震後の首都圏は、暴動や略奪行為に及ぶほどの状況には無かった。



重要なのは、そういうイメージが実際的にどう影響するか。

「災害時でも略奪をしない、礼儀正しく秩序ある対応をする日本」というイメージを持たれる事は有利な点が多い。少なくとも国際的にも世論の同情を得られやすいだろう。
逆に、国民性ジョークで悪いイメージを持たれている国は、それが文化や習慣によるものであっても払拭するのは大変だろう。

評判が落ちないようにする労力とコストは、評判が落ちてから汚名挽回するよりもはるかに少なくて済む。

事実を明らかにして考えることは重要だが、自虐的に(日本人がよくやるように)、わざわざ悪いイメージを主張する事はない。
それはそれとして(面接のアドバイスじゃないけど)本音はいきなり表に出さず、自分の良い部分は胸を張ってアピールすべきだろう。

禁煙宣言のように自分の意見として表明することで、それを守ろうとするモチベーションともなる。



「安全神話」と呼ばれるものが多いが、例えば「新幹線の安全神話」と「原発の安全神話」は内容がかなり違っている。
「新幹線の安全神話」の方はそれを裏付けるだけの実績と関係各社の良い仕事の積み重ねの結果だと感じている。

それを「事故は起きない」「略奪は起きない」と頭から信じて、起こさないための予防(起こった時の対策ではない)やリスク管理を怠ったら、近いうちに「『災害時でも略奪が起きない日本』という安全神話」の崩壊を目にすることになり、被害も拡大するだろう。(*)自分が当事者になるかもしれない。



続く・・・

「災害時でも略奪が起きない日本」という〜 その2:事実確認
「災害時でも略奪が起きない日本」という〜 その3:考えてみた





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メモ

相変わらず、アクセス数に関係しそうにないものばかり書いているなあ(苦笑)

東日本大震災では、その災害規模に対して略奪行為はとても少なかった。

正直なところ、なぜ日本社会はそうでいられるのかいろいろなキーワードを思いつくけれども、あまり考えがまとまっていない。

こう、もやもや〜っとしてて、自分の中で「略奪は起こりうる」という不安感と理性がせめぎあっている感じ。
3ヶ月経つしいつまでも引きずっていられないし、人に説明する為に文章にする過程で考えがまとまることはよくあるので書いてみた。



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