フランスの有人深海探査艇「ノティール」も再び深度5000mへ
(AFP, Bertrand Langlois)
「そういえば最近、ノティールのネタ聞かないね」とツイッターで話が出て、「そういえば聞かないなー」と気になったので調べてみたら、タイミング良く7月下旬にニュースになっていた。
このニュースに触れている日本語の記事が見あたらなかったので、蛟龙号ネタの流れでちょっとメモ。
Le Nautile de nouveau prêt pour le grand bain !
(新しいノティールは再び深海へ向かう用意が出来た!)
フランス国立海洋開発研究所(Ifremer)で、4ヶ月かけてノチールの大規模な改修が行われていた。
亀裂が見つかっていたチタン合金製のフレームを交換し、高精細カメラやナビゲーション・システム、ソフトウェアなど最新のものにアップグレード。
7月27日に、支援母船のアタラント(L,Atalante)に乗せ、まずはツーロン沖の地中海で潜水試験が行われ、そして8月7日にアゾレス諸島沖で5000mの潜水を行うそうだ。
(そのニュースくらいは報道で流れるかな?)
その後、メキシコから南太平洋のウォリス・フツナ諸島への航海に出て、予定どおりなら帰港するのは2012年から2013年初旬らしい(参照)。
太平洋に来るなら、日本に立ち寄ってくれないかなー
Nautile - Ifremer (フランス国立海洋開発研究所(Ifremer)のNotileページ)
![]() | 奇妙でセクシーな海の生きものたち ユージン・カプラン 土屋 晶子 インターシフト 2007-11-15 売り上げランキング : 421118 Amazonで詳しく見る |
« 中国の有人深海探査艇「蛟竜号」関係の記事、まとめ | トップページ | 「レヴォリュ美術館の地下 ある専門家の日記より」日本語版|ルーブル美術館BDプロジェクト »
「科学・技術」カテゴリの記事
- 中国、1万メートル級のフルデプス有人深海潜水艇、耐圧殻の熱間成形に成功(2017.12.05)
- 中国の国産4500m級有人深海潜水艇 国産化率は90%以上 重要部品は100%に(2017.05.09)
- 『第四極』 中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、研究開発・深海挑戦記。 | 『第四极 — 中国“蛟龙号”挑战深海)』(2017.01.05)
- 中国の有人深海潜水艇、海洋関連ツイートまとめ(2016年6月〜7月)(2016.08.21)
- 中国、科学調査船「探索一号」、大規模改修が終了 国産の4500m級有人深海潜水艇の母船に(2016.05.12)
« 中国の有人深海探査艇「蛟竜号」関係の記事、まとめ | トップページ | 「レヴォリュ美術館の地下 ある専門家の日記より」日本語版|ルーブル美術館BDプロジェクト »
コメント