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2011年8月12日 (金)

「レヴォリュ美術館の地下 ある専門家の日記より」日本語版|ルーブル美術館BDプロジェクト

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「レヴォリュ美術館の地下 ある専門家の日記より」マルク=アントワーヌ・マチュー
"Museum Vaults: Excerpts from the Journal of an Expert" Marc-Antoine Mathieu

ルーブル美術館BDプロジェクトの2作目。
邦訳出版されているのは「氷河期」「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」と合わせて3作品。
翻訳・解説は前作と同じく大西愛子、小池寿子のペア。(ルーブル美術館BDプロジェクトについては前に書いた「氷河期」の記事を参照下さい。)

前の記事:「氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト―」日本語版 フランスのコミック(バンドデシネ)



「氷河期」と同じく未来のルーブルを描いたもの。

ただし、美術館の地下へ。


真の名前が失われ、今はさまざまな異称で呼ばれている、ある美術館。
「レヴォリュ(Révolu)」とは「過ぎ去った」という意味で、同時にルーブル(Louvre)のアナグラムにもなっている。
その全貌を解明すべく、専門家ル・ヴォリュムールが、助手レオニールと共に美術館の地下に広がる巨大な倉庫を巡っていく。彫刻の型だけの保管庫、額縁の保管庫、修復工房、模写。何か重要な事を教えているらしいセミナー。

調査場所ごとに何日が経過したか記してある。

33日目・・・46日目・・・212日目・・・651日目・・・・・・。さらっと「ここで2ヶ月」とか書かれているので、時間感覚もおかしくなってくる気がする。あちこちでアナグラムが使われ、入れ子構造もあり、エッシャーに似たモチーフもあるんじゃないかと探してしまう。

美術館や博物館に行った時、よく分からないけれども気になった絵の前で足が止まり、正面から見て、横から見て、斜めから見て、解説のパンフレットを読んで、いろいろと考えたり感じとろうとした気分。
結局、よく分からないけれども何かちょっとだけ満腹感満足感が残ったような感じ。



冒頭に書かれたアンリ・ベルグソンの「創造的進化」からの引用
『時間は発明であるか、あるいはまったく何ものでもない』
"Le temps est invention ou il n'est rien du tout."
が意味を持っていそうだが、考えすぎるともっと深い何かに嵌りそうな気もする。

バンドデシネの本には決まった判型はないが、本書のような正方形は珍しいそうだ。
作者によると、ルーブル入り口のガラスのピラミッドの底辺の形に倣ったと書かれている。

Les Sous-sols du Révolu - Wikipédia(fr)



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「氷河期」もちょい役で登場。

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