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2012年6月 3日 (日)

中国の有人潜水艇「蛟竜号」、7000m潜水試験のためマリアナ海溝へ向けて出発

201206kou7k101
新华网より)

6月3日午前、中国の7000m級有人潜水艇「蛟龙(蛟竜)号」が、支援母船「向阳红09(向陽紅09)」に載せられてマリアナ海溝へ向けて出発した。

今後の予定は、
6月10日頃、マリアナ海溝周辺の潜水試験予定海域に到着。

潜水試験が行われるのは、ミクロネシア連邦の排他的経済水域(EEZ)で、マリアナ海溝の南端らしい。
今回は、海洋調査船(メタンハイドレート調査船)「海洋六号」が、潜水試験の支援も兼ねて海洋調査に出ている。(参照:cn)(*1)

6月下旬まで、天気や海の様子をみつつ、7000m級潜水試験を行う。 

第1次潜水試験は5000m、第2次〜第4次潜水試験は6000m、その後に7000m級潜水試験を1〜2度行う予定。(参照:cn

潜水員は、メインパイロット叶聪(葉聡)と国家海洋局の付文韬(付文韜)、唐嘉陵を中心として、声学(水中音響学)などの専門家が潜るそうだ。
今回は、水中音響システムの全面的な更新が行われたので、その専門家は昨年の5000m潜水試験の時と同じ、中国科学院声学研究所の声学システム主任設計師の杨波(楊波)と张东升(張東昇?)だろう。(*2)

水中音響システムや定位装置の性能実証試験と、高圧・低温下での油圧系統やバッテリーなど各種装備の試験が行われる。またマジックハンドを使った海水や海底の土のサンプル、生物標本などを採取、その他、潜水員の心理ストレステストなど多岐にわたっている。

そして当然(誰もが考える事だと思うが)、日本の「しんかい6500」の潜水記録の6527メートルを、中国の「蛟龙」が抜くことだろう。

無事に7000m級潜水試験が終われば、7月中旬に青島に帰港するそうだ。

青島帰港後に、公開(一般公開?)されるらしい。


マリアナ海溝での7000m潜水試験で、海底に何かを置いてくるのか、記者も時々に質問しているけれどもまだ分からない。


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出航前日(6月2日)に、向陽紅09と蛟竜号の最終安全確認を兼ねた総合訓練が行われた。

蛟竜号の潜水準備開始と同時に、向陽紅09に新しく装備されたL字型クレーンと8000mケーブルを使って、水中音響装備を海中へ投入している。CTDセンサ(電気伝導度や温度、水深を測定する)による深海環境の観測とともに、蛟竜号の位置確認に使われる。

個人的な感想だが、今回は、前回の蛟竜号の「失踪」の再発を絶対に起こしてはならないという強い意思が感じられる。
そのために、水中音響システムの全面的な更新、蛟竜号へのGPSの新装備、向陽紅09への大深度観測システムの配備(もしかしたらA型フレームと着水揚収装置の補強も)、と、多方面からの対策が行われたのだろう。
(*3)これは、中国メディア日本語版は触れなさそうなので、機会を見て書くつもりです。

正直なところ、海洋科学や技術開発のためにも、後に続く国や組織・個人がいるのは好ましい。
今年3月に、ジェームズ・キャメロンのディープシー・チャレンジャー号によるマリアナ海溝最深部への単独潜水があった。宇宙開発も国家による独占から民間へと拡大している。

ただ、色々な記事を読んでると、国家の威信を賭けているというのに、「ちょ・・・コレで大丈夫?」という不安も感じてもいる。

「中国は侮れんなー」と強く感じると同時に「頼むから、チャイナボカンは起こすなよー」と、wktkしつつもgkbrしながら見ている。


メモ

余談だが、潜航員の付文韬(付文韜)は、今回の7000m級潜航試験が無事に終わり、青島に戻ったら、4年間交際している恋人と結婚予定だそうd・・・・・・アレなフラグたてるなよぉ・・・(苦笑)


(*1)蛟竜号の7000m級潜水試験のニュースを知って中国の海洋資源探査が気になるなら、今は、派手な報道の蛟竜号よりも、海洋六号の探査内容と場所を気にするべきかも。
今回の主な任務は、海山のコバルトリッチクラストの資源調査、環境評価と科学調査、蛟竜号の潜水試験の保証任務。

(*2)他に幾人か予想しているけど、海試が始まれば名前は出てくるだろうから、このくらいで。

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