"WD My Book Essential 2TB" をMacOSXで
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"Western Digital My Book Essential 2TB(WDBACW0020HBK-JESN)" をMacOSX用に購入。
これまでバックアップ先として1テラバイトの外付けハードディスクを使ってきた。ちょっと容量が厳しくなってきたので増量。
Western Digital社の2TBのハードディスクの導入メモ。
追加ハードディスクに求めた要件は、次の数点。
(1)信頼性あるメーカーのHDD。
(2)USB2.0の他に、転送速度が早い規格(USB3, FW800等)が載っている。
(3)ハードウェア暗号化機能。TimeMachineのバックアップ先としても使える。
(4)MacOSX 10.8 "Mountain Lion" でも使える。
(5)導入コストが安く、かつコストパフォーマンスが良い製品。
いくつかの製品を比較検討した結果、"Western Digital My Book Essential 2TB" を購入した。
Windows向け汎用製品で、MacOSXでも使用できる。
64bitOS対応。
USB 3.0対応のMicro-Bコネクタ。USBケーブル(1.2m)添付。
WesternDigital社のハードディスクと外装であり、“メーカー補償3年”が付くのはうれしい。
現在はBuffalo社製を使っていて、特にトラブルは起こっていない。しかしディスク本体がどこ製か分かりにくく。補償期間が短いのが残念だ。
友人の薦めもあり、今回はWesternDigital社製とした。
ギガバイトのデータを扱っていると、480Mbps(60MB/秒)のUSB2.0だけでは転送時間がけっこう厳しい。
新しいMacBookProに更新したときに、外付けハードディスクがUSB2.0しか使えないのでは、そこがボトルネックとなってしまう。せめてUSB3.0かFireWire800、出来ればThunderboltがほしい。
これまで、TrueCryptで丸ごと暗号化(ソフトウェア暗号化)したハードディスクや、ハードウェア暗号化の製品(参照)を使ってきた。
MacOSX LionやMountain Lionでは、TimeMachineのバックアップの暗号化が可能となった。(FileVault・FileVault2は使いにくいので、使っていない。)が、構築時にかなり時間がかかるという書き込みをいくつか見た。
TrueCryptの堅牢さと汎用性は評価が高い。しかし残念ながらTimeMachineのバックアップ先には直接は設定できない。
結局、出張先でもTimeMachineでのバックアップが出来る、ポータブルのハードウェア暗号化HDが使い勝手が良かった。
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『My Book Essential』の製品パッケージには、MacOSXは "Snow Leopard"対応とまでしか書かれていない。
これは、ファームウェアとバックアップ&暗号化ソフトの『WD SmartWare』が対応しているOSという意味で、アップデートすれば問題はないそうだ。
Appleショップで店員に聞いてみたところ、WesternDigitalのウェブサイトから最新版にアップデートすれば、Mountain Lionにも対応するという回答をいただいた。(念のため、自分でも確認されることを薦めます)
また、英語の製品情報ページでは、Mountain Lionまで対応と書かれている。
ハードディスク購入後に、『WD SmartWare』をアップデートしたところMountain Lionでの問題を修正と書かれている。(うちではOSX10.8山ライオンでは動作確認はしていない)
WD SmartWare update highlights:
Mac release 1.3.4.x (updated 7/26/2012)
Fixed an installation issue with OS-X Mountain Lion (10.8).
WD SmartWare now includes WD Quick View.
WD Product Update
ウェスタン・デジタル製品には、MacOS対応フォーマット製品『My Book for Mac』がある。
しかし現在の製品はUSB2.0しか載っていない。実売価格は13000円。
高パフォーマンスを求めるなら、FireWire800が載っている上位モデル『My Book Studio』があるが、実売価格は17000円とさらに高価い。 つД`)
OS対応がソフトウェアの問題だけなら「『My Book Esssencial』でいいんじゃね?」。
ポイントを加味すると実売価格が10,000円ほどだったので、サクッと購入。
特に問題なく使用できている(現在、1TBハードディスクからファイルコピー中)。
昨年の秋に、タイを含む東南アジアの洪水でWesternDigitalを含む各社の工場が被災し、ハードディスク価格が高騰したことは記憶に新しい。
買える時に買っておかないと後悔することは、充分すぎるほど学習させてもらった。
以下、MacOSX向けフォーマット。ベンチマークやファイルの転送速度など、実際の使用感。メモ。
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『My Book Esssential 2TB』は、NTFSフォーマットされている。
ハードディスク上には、マニュアルとWindows用とMac用のソフトウェア(WD SmartWare)が保存されている。その他に、暗号化ソフトのイメージディスクがある。
WDのウェブサイトからダウンロード出来るが、万が一のトラブルの時のために、このMac用ソフトウェア(WD SmartWare)は保存しておいた。
(『NTFS-3G』を使えば、MacOSX上にマウントすることが出来る。)
ディスクユーティリティを使って、MacOSX向けにフォーマットする。
(NTFS-3Gを使えばマウント出来るが、転送速度がかなり遅い。)
まず、パーティションを1パーティションとして設定。
「MBR(マスターブートレコード)」のままなので、オプション設定で「GUID」に変更(IntelMacの場合)。
保存しておいたMac用ソフトウェア『WD SmartWare』をインストールする。
ファイル名が『WDSmartWare_Mac_Disk_Image_MB5R2A_1_4_5_5.dmg』だったが、インストールされたのは『v.1.3.3.6』。(???)
よく分からないけど、そのままインストール。
ソフトが起動すると、MacBook内臓HDのスキャンが始まる。ソフト起動時の通常の対応で、すぐにバックアップが始まるわけじゃないから放置。
ネットに繋がっているなら、しばらくするとアップデートのメッセージが表示されるので、ファームウェアと『WD SmartWare』をアップデート。
アップデートしたWD SmartWare最新版は、v.1.3.4.1。
ファームウェアのアップデート時にエラーが出る場合は、再接続や再起動をして再試行してみる。
(うちでは、1度再起動したら、エラーが出ずにインストールできた。)
最初は、暗号化は設定されていない。
『WD SmartWare』でパスワードとヒントを設定する。256bit-AESによる暗号化。
解錠は、メニューバーの"WD QuickView"メニューの「ドライブロック解除」か、接続時に自動マウントされるCDイメージ"WD Unlocker"の中の『DriveUnlock』を実行して行う。
ハードウェア暗号化した後、XBenchで測定したところ転送速度は21.9〜33.7MB/秒だった。
Sequential : 27.33 〜 33.68 MB/sec [256K blocks]
Random : 21.91 〜 28.34 MB/sec [256K blocks]
実際にファイルをコピーしてみた。
1GB(1024MB)のdmgイメージディスクを作成して、MacBookのハードディスクからWD・2TBのハードディスクにコピーしたところ、43秒かかった。約24MB/秒。
理論値の480Mbps(60MB/秒)からすると半分以下だが実測値としては極端に悪いわけではない。
これで暗号化されているのだから、充分許容範囲。
ちなみにTrueCryptで丸ごと暗号化したハードディスクへの転送速度は、書き込みでその1/2、読み込みで2/3だった。(慣れるとそれほどでもないけど)遅い。
最新マシンなら気にならないのかもしれないけど、古いマシンを使っているので、けっこう効いている。
スリープ設定は、設定した時間アクセスが無いとマウント解除された。
暗号化している場合は、再マウント時に認証が必要。
以前、300GBのハードディスクが吹っ飛んだことがある。
バックアップの二重化はしていなかったので、あの時は大変だった。
テラバイトのハードディスクが吹っ飛んだ後のことは・・・、あまり考えたくない。
考えたくないので、テラバイトの複数のハードディスクで対応している。
メモ
"WD SmartWare"のバックアップ機能は、まだ試していない。
"Open the Next"さんとこのWestern Digital の 2TB 外付け HDD (My Book Essential) 購入の記事を読んで、MacOSXで使っても大丈夫だという確信することが出来ました。
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