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2012年12月22日 (土)

【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24)

201212kaikan501
47NEWSより)

12月22日の昼前、中国海監の海洋監視機 Y-12型 "B-3806"機が、尖閣諸島の北、およそ120kmまで近づき、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進した。中国機が進路を変えたため領空侵犯はなかった。

中国機が尖閣諸島接近 領空侵犯はなし( NHK|12月22日 20時47分)
中国機1機が尖閣に接近 空自がスクランブル(47NEWS|12/22 20:46)

防衛省によりますと、22日昼前、中国の国家海洋局のプロペラ機、「Y12」1機が、尖閣諸島に北側から接近しているのを自衛隊がレーダーで確認しました。
このため、沖縄の那覇基地からF15戦闘機が、スクランブル=緊急発進しました。
中国機は、尖閣諸島の北およそ120キロまで接近しましたが、その後、針路を東に変え、さらに北に飛行しながら尖閣諸島から遠ざかったということです。
防衛省によりますと、中国機による領空侵犯はなかったということです。

NHK(12/22)


(追記12/23:記事末尾に、飛行ルートの地図を追加掲載した)
(追記12/24:24日昼前に、同じ中国当局機"B3806"が尖閣に接近。22日と似た飛行コース。(参照:NHK|12/24
(追記12/25:記事末尾に、24日の飛行ルートの地図を追加掲載した)


この機体は、12月13日に、領空侵犯をした中国海監の海洋監視機 "B-3837"機に随伴して、浙江省の舟山基地を離陸したといわれていた "B-3806"機。

中国海監にこの番号の機体はなかったが、一連の領有権問題に対応して、中国海監東海航空支隊が新たにレンタルしたのだろう。
これで、中国海監が所有する航空機(ヘリ含む)は11機が確認された。


元は、中国飛龍専業航空公司(中国飞龙专业航空公司)が所有し運用していた機体。

201212kaikan502
Airliners.netより)

ボディの2本の線が同じ機体であることを連想させる。

機首に"中国海監"のマークを付けて、胴体に"中国海监"の文字を付けている。
機体後部の"中国飞龙专业航空公司"の文字を消して、 "CMS (China Marine Surveillance)"の文字で上書き。
尾翼にあった中国飛龍のマークを塗りつぶして、その上、尾翼上部に中国国旗を描いているので、とてもバランスの悪い位置に国旗が描かれている。
レンタルだろうから、もしかしたらそれらはシールで隠しているだけかもしれない。


12月13日に領空侵犯した "B-3837"機と、ボディラインと、国旗やCMSの文字等の位置やデザインが違うことがよく分かる。

"B-3837"機
201212kaikan504
中国網日本語より)

"B-3837"機は、中国海監東海航空支隊が所有する機体だが、航空サービスやパイロットは民間航空会社に依託されている。
(参照:【尖閣】領空侵犯した中国海監の航空機の機長インタビュー|海監の戦略

レンタル機とすると、"B-3806"機のパイロットもサービスも民間に委託された可能性が高いだろう。


この"B-3806"機。

22日のニュースでは、「13日に領空侵犯した機体と同じプロペラ機"Y12"」と発表されたが、正確には少し違う。
13日に領空侵犯した"B-3837"機は、"Y-12Ⅳ"型機で、今回の中国飛龍専業航空の"B-3806"機は、古い"Y-12Ⅱ"型機。( WikipediaにY-12Ⅱ型機の諸元が載っている。(記事公開時点))

大きな違いは航続距離で、Y-12Ⅳ型機は1300kmを越えるが、Y-12Ⅱ型機は1000kmちょっと。
少しの違いのようだが、その意味は大きい。
中国海監・東海航空支隊のメインベース、浙江省の舟山基地から尖閣諸島までは、片道で約500kmある。

13日には、"B-3806"機もその舟山基地から離陸したと発表した。
一方、今回の報道では、数時間にわたって尖閣諸島付近を飛行した後に東に進路を変え北上したそうだ。(参照
舟山基地から来たとするとY-12Ⅱ型機の能力を超えていると思われる。エンジンや燃料タンクを更新したか、あるいは、福建省あたりの飛行場を使ったのかもしれない。
(わざわざ東に進路を変え北上したのは、撹乱のためだろうか?)


ーー(追記:12/23)ーーーーーーーー
防衛省から"B-3806"機の飛行ルートが発表された。
自衛隊機がスクランブルし、中国機が「数時間にわたり付近を飛行」という報道から、尖閣周辺を長時間うろついていたイメージだったが、少し違っていた。
このルートならY-12Ⅱ型機でも、浙江省の、東海航空支隊・舟山基地からの飛来は充分可能だ。

201212kaikan506
中国機の東シナ海における飛行について(pdf)(統合幕僚監部|12/22)より

飛行ルートが分かり、記事タイトル「【尖閣】領空に接近した中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22)」が過大な表現だったので、「【尖閣】に接近してきた〜」に修正しました。
ーー(追記ここまで)ーーーーーーーー

(参照:【尖閣】領空侵犯した国家海洋局・中国海監の航空機 "B-3837"機 Y-12IV型・主要諸元


201212kaikan505
BBSより)

中国飞龙专业航空公司の頃は、"B-3806"機は、機体後部に地質調査のための磁気探査装置を付けていた。
今回飛来した、中国海監"B-3806"機には付いていない。外したようだ。



ーー(追記:12/25)ーーーーーーーー
24日にも、中国のプロペラ機が約100〜120kmまで接近し、自衛隊機がスクランブルをかけた。
中国当局機がまた尖閣諸島に接近(NHKニュース|12/24))

中国機は"B-3806"機。下図はその機の飛行ルート(防衛省発表)で、22日とほぼ同じことが分かる。
201212kaikan507
中国機の東シナ海における飛行について(pdf)(統合幕僚監部|12/24)より

タイトルを「【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22)」から、「【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24)」に修正。
ーー(追記ここまで)ーーーーーーーー


ーー(追記:12/26)ーーーーーーーー
追加記事:
【尖閣】国家海洋局・中国海監の航空機"Y12"の飛行コース(22日・24日・25日)(1/2)(12/26)
22日、24日、25日の飛行コース地図を重ねてみた。
ーー
26日も、Y-12型機が確認された。3日連続。

中国機 3日連続で尖閣に接近(NHK|12/26)
ーー(追記ここまで)ーーーーーーーー



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