引っ越し先(別宅)

おすすめ

RSS

twitter

  • Speechballoonorangepicon150px @pelicanmemo

    記事にした話題の、書けなかった余談やその後の話。その時々のニュースでも深読み気味。

banner

ウェブページ

無料ブログはココログ

« 【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24) | トップページ | 【尖閣】国家海洋局の航空機"Y12"の飛行コース(2/2)|軍事を煽る政府系中国メディア »

2012年12月26日 (水)

【尖閣】国家海洋局・中国海監の航空機"Y12"の飛行コース(22日・24日・25日)(1/2)

201212kaikan602
防衛省(pdf)より)

中国国家海洋局のプロペラ機が、尖閣諸島の領空侵犯と、接近を繰り返している。
12月13日に領空侵犯。12月22日、24日、25日と続けて、尖閣諸島から100〜120kmまで接近した。
防衛省の発表資料を元に、22日、24日、25日の飛行コースを地図上で重ね合わせてみた。

防衛省によりますと25日昼前、中国の国家海洋局所属のプロペラ機「Y12」1機が、尖閣諸島に北西から接近しているのを自衛隊がレーダーで確認しました。
沖縄の那覇基地からF15戦闘機がスクランブル=緊急発進し、中国機は尖閣諸島の北およそ120キロで大きくUターンして、尖閣諸島から遠ざかったということです。
領空侵犯はありませんでした。
尖閣諸島では、同じタイプのプロペラ機が今月13日に初めて領空を侵犯して以降、領空侵犯はないものの、今月22日、そして24日と、島への接近を繰り返しています。
ほぼ同じ時間帯に似通ったコースを飛行しています。
中国機 また尖閣諸島に接近(NHK|12/25)


防衛省 統合幕僚監部の発表資料
『中国機の東シナ海における飛行について』|12月・「22日」「24日」「25日」(3つともpdfファイル)

201212kaikan601
(大きな画像にリンクしています)

GoogleMapを含めた地図4枚を、海岸線を基準にして全体的に重ね合わせた。(微妙なズレは キニシナイ!)
領空は12海里(約22.2km)。"100km圏"と添字がある赤丸は、魚釣島と久場島からの距離100kmを表している。

中国海監所属の航空機の飛行コースは、22日は赤色の矢印。24日は青色で、25日は緑色(この両日は最後に、まったく同じルートを北西に飛んだので、その部分の矢印が重なり合っている)。


この3回の飛行ルートが、ほぼ同じだった事がよく分かる。

関連記事:
【尖閣】領空侵犯した国家海洋局・中国海監の航空機 "B-3837"機 Y-12IV型・主要諸元
【尖閣】領空侵犯した中国海監の航空機の機長インタビュー|海監の戦略
【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24)

知っておきたい!  航空自衛隊 [DVD]知っておきたい! 航空自衛隊 [DVD]

リバプール 2012-10-26
売り上げランキング : 15382
価格 ¥ 1,139 / ユーズド ¥ 800 [ 定価 ¥ 1,500 ]
Amazonで詳しく見る

13日に領空侵犯をしたプロペラ機"B-3837"(Y-12Ⅳ型)は、中国海監・東海航空支隊の舟山基地から離陸した。(参照:.cn)(*1)
舟山基地は、浙江省舟山市の"朱家尖島"、舟山普陀山空港にある(*2)。地図の黒い矢印の先の島。
防衛省発表の飛行コースから考えると、3日とも舟山基地から飛んできたのだろう。

南北方向の赤い折れ線は、日本の防衛識別圏(ADIZ (Air Defense Identification Zone))。(*3)
航空自衛隊は、所属不明機が防空識別圏を越える姿勢をみせた時点で、スクランブル(緊急発進)を行う事が多い。
(よく「スクランブル発進=領空侵犯」と勘違いされるが、むしろ、領空侵犯に至らないスクランブル発進が圧倒的に多い。)


22日(赤色)に"B-3806"機(Y-12Ⅱ型)は、最初、防空識別圏の外をうろついていた。防空識別圏を、尖閣諸島とは別方向に向かって越えた数分後に、急転回して尖閣に向かうコースをとっている。なにか小細工をしてきたようだ。(Y-12型機の巡航速度は約300km/h)

興味深いことに、海監機は3日とも、久場島から110km位の緯度で東に進路を変えている。そしてほぼ同じ位置で北に進路を変え、帰還している。
自衛隊機に追い返されたというよりも、事前に予定した通りの飛行コースを飛んで、あえて自衛隊機にスクランブルをさせる為の"挑発"ではないだろうか。

結果的に、国家海洋局所属のプロペラ機"Y-12"型と確認されたが、スクランブル発進した時点では、相手がどこの所属機か、武装機か非武装機かは分からない。(飛行ルートと速度から、いつもの"お客さん"と推測されるくらいだろうか)
どこの国でも、中国でも、同じように空軍機が緊急発進をして確認するケースだろう。

それを中国は、中国海監の非武装のプロペラ機を、日本の自衛隊の武装ジェット機(F15戦闘機)が緊急発進して追い返したと言っている。尖閣諸島での日本の治安維持活動は不法行為であり軍事的にエスカレートしていると主張するための、プロパガンダ、世論工作と感じられる。

中国外交部の報道官は、尖閣問題に関して「日本は小細工はするな」「火遊びはするな」と発言する。
はてさて、いったいどっちが小細工をしているのやら?(笑)


同じ飛行コースと油断させておいて2機目を福建から飛ばすとか、高度を変えてくるとか、何か小細工をしてくるかな?



ーー(追記:12/27)ーーーーーー
26日に、再び中国機が防空識別圏を越えてきた。
防衛省資料:中国機の東シナ海における飛行について(pdf)(統合幕僚監部|2012/12/26)

飛行コースは、過去3回とほぼ同じ。
進路を東に変えた位置はほぼ同じで、緯度も同じ。進路を北方向に変える位置は4回ともまったく同じ。

中国海監にレンタルされた機体とすると、パイロットは民間航空会社所属だろう。海監から指定された飛行プラン通りに飛んでいるのではないだろうか?

どこが、尖閣諸島の航空パトロールなのやら。
ーー(追記ここまで)ーーーーーー



ーー(追記:12/27)ーーーーーー
国家海洋局の報道官が、中国海監の航空機の飛行について発言した。
中国海监飞机在我国空域正常巡航 日本干扰行为导致事态升级后果自负(12/27)

かいつまんで書くと、中国海監の航空機はずっと大陸の沿岸や島嶼、東シナ海ガス田などで定期パトロールを行っていて、今回の飛行はその延長線上にある、と言っているようだ。

また飛行の南限が北緯27度と書いてあるので、22日以降に、Y12型機が進路を東に変えたのは北緯27度線なのだろうか。
「北緯27度線」というと、1952年の奄美諸島返還の後に1972年に沖縄が本土復帰をするまでの"国境線"。
何か、含みをもたせているのだろうか?
ーー(追記ここまで)ーーーーーー



(*1)13日は、"B-3806"機が随伴して飛行したと発表している。どこまで随伴してたかは分からないが。
(*2)GoogleMapで朱家尖島の飛行場を調べると、屋根に「中国海监」の文字とマークのある格納庫が見える。東海航空支隊のハンガーだろう。飛行場近くにジェット機の形の池があるのが、微笑ましい。(笑)
(*3)与那国島沖の防空識別圏拡大部分は反映させていません。本筋でないし、書くのが面倒でした。 m(_ _;)m

航空自衛隊の力 ~すべては安心のために~【期間限定スペシャルプライス版】 [DVD]航空自衛隊の力 ~すべては安心のために~【期間限定スペシャルプライス版】 [DVD]

リバプール 2012-03-02
売り上げランキング : 2551
価格 ¥ 1,157 / ユーズド ¥ 928 [ 定価 ¥ 1,500 ]
Amazonで詳しく見る

めも
中国機の飛行コースに絡めて、次の記事で中国紙の記事紹介を考えているので、タイトルに"(1/2)"とつけています。
長文を減らさねばw



« 【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24) | トップページ | 【尖閣】国家海洋局の航空機"Y12"の飛行コース(2/2)|軍事を煽る政府系中国メディア »

国際」カテゴリの記事

時事|中国海警局、海監」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1205703/48475923

この記事へのトラックバック一覧です: 【尖閣】国家海洋局・中国海監の航空機"Y12"の飛行コース(22日・24日・25日)(1/2):

« 【尖閣】に接近してきた中国海監の航空機 "B-3806"機(12/22, 12/24) | トップページ | 【尖閣】国家海洋局の航空機"Y12"の飛行コース(2/2)|軍事を煽る政府系中国メディア »