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2013年3月13日 (水)

【尖閣】「中国・国家海洋局 VS. 週刊ポスト」第2ラウンド?(笑)

201303haijian101

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尖閣諸島の日本領海内で、石垣島の"第11善幸丸"が、中国国家海洋局・中国海監の海洋監視船に1時間半にわたって追跡され、海上保安庁の巡視船2隻が守って帰島するという事例が、2月18日にあった。

週刊ポストが3月8日号で、漁船乗組員の話として「中国艦の機関銃は我々に向けられ、いつ発砲されるかと生きた心地がしなかった」(下線強調は管理人による)という白黒グラビア記事を載せたところ、国家海洋局の機関紙の中国海洋報が週刊ポストを名指しで非難する記事を出してきた。
名指しされたことが嬉しかったのだろうか(笑) 最新号(3月22日号)では、
 「光栄です。「日本漁船を追いかける中国艦」報道で、本誌は「中国の敵」と認定された。」
というタイトルをつけてきた。
本文では「乗組員は「機関銃(機関砲)の銃口が向けられ、いつ攻撃を受けるか生きた心地がしなかった」(下線強調は管理人による)と、さらに煽る表現にしている。

ただし、その記事中で「放水銃を見間違えたのかもしれない」とフォローしているように、漁船を追いかけたという"海監66"含め、その海域にいた海洋監視船3隻は「機関砲」は載せていない。

前の記事で、「機関銃?機関砲?乗組員は何を見たのだろうか?」の検証を、問題の海洋監視船"海監66"の大サイズ画像も載せて書いていますので、よろしければご参照ください。
【尖閣】中国の海洋監視船"海監66"は、日本の漁船に機関銃を向けたのか?: メモノメモ


煽り気味に書くのは週刊誌の常なので(笑)、日本では「ああ、またか」と覚めた目で読むことも出来るだろう。国家海洋局さんには、そこんとこもうちょっと勉強をして、あまり熱くならないでほしいものです(笑)

尤も、中国国家海洋局は、週刊ポストのわずか1頁の白黒グラビア記事をダシにして、全国人民代表大会(全人代)での国家海洋局の権限強化へのアピールに利用したと考えている。

いいように利用されたんだと思いますよ。

今回の週刊ポスト(3月22日号)の記事でも、事実誤認あるいは読者に誤解をさせるような、「ああ、またか」と感じる煽り気味の内容になっている。それについて、少し。


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今回の週刊ポスト(3月22日号)の記事でも、事実誤認あるいは読者に誤解をさせるような、「ああ、またか」と感じる煽り気味の内容になっている。それについて、少し。

週刊ポスト(3月22日号)の140〜141ページ。(Weekly POST.com
(デジタル版・NEWSポストセブンの記事には載っていない)

海上保安庁関係者の言葉として「「海監」はもともと中国海軍の退役軍艦だが、監視船への転換後は兵器は標準装備されていないとされる」と書いている。

「海監」に所属する船はどれもが退役した中国海軍軍艦のように語られているが、これは間違いで、読者に勘違いをさせてしまう表現だ。
そのすぐ後に、「漁政」の漁業監視船は武装していると書いているが、これも「漁政」の漁業監視船の中に固定武装を持つ船があるということ。少なくとも、近頃、尖閣諸島周辺海域に出没している "漁政206"や"漁政32501"には、機関砲など重火器の固定武装は載っていないようだ。


別に、中国政府機関の肩をもったり代弁してるわけではないんですよ。

ただ、個々の船の装備をもとにして、「海監」や「漁政」をひとくくりにして考えるのは誤解のもとと思います。

余談ですが、「海監」よりも「漁政」の監視船の方がヤバイと感じています。

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「海監」と略される「中国海監総隊(正式名称:中国洋環境視観測船隊(中国海洋环境监视监测船队))」には、大小あわせて約400隻の船舶、うち海上での法執行活動をする海洋監視船が200隻強ある。

日本の「海保(海上保安庁)」と同じように、そのために建造された専用の船が多いと思うかもしれないが、実際のところ「海監」の船はけっこう寄せ集め。海洋監視船として新造された大型監視船(1000㌧級以上)は20隻に満たない。ほかは、科学調査船だった船、輸送船だった船、海軍軍艦だった船、なかにはもと漁船だった海洋監視船もある。
近年、新型船への更新や新配備が進められており、船数、特に大型船を増やして全体のトン数を増やしている。その中で、中国海軍の退役軍艦も監視船に転換しているが、オーシャンタグや砕氷船など支援艦艇が多く、船齢30年を越える老船が多い。もと駆逐艦もあるが、いまのところ確認できたのは4隻。海监の監視船は、いくつかの例を除いて基本的に重火器の固定兵装はないので、機関砲やミサイル発射装置は改装時に下ろしている。


参考記事:
中国海監、新しい(?)3000トン級の海洋監視船を配備 | 昔の名前で出ています: メモノメモ
中国海監が海洋監視船を増強|中国海軍の退役軍艦11隻(1/2): メモノメモ
中国海監が海洋監視船を増強|中国海軍の退役軍艦11隻(2/2): メモノメモ

【尖閣】国家海洋局・中国海監の海洋監視船・航空機など、尖閣関係の過去記事まとめ(〜1/4): メモノメモ


尖閣諸島周辺海域に出没している(中国はパトロールと称している)海監の海洋監視船は、ほとんどが海洋監視船として新造された船ばかりで、機関砲など重武装の固定兵装はもっていない。昨年末から、もと海軍軍艦だった船も現れているが、オーシャンタグなどの支援艦艇だった船。

中国の海洋拡張戦略では、このような非武装の公船をまず「表看板」として使っている。

ちょうど、地上げ屋や占有屋が、ガタイのいい若い衆を集め、丸腰で押しかけさせるのと似ている。
警備員や警察官が追い出そうとしたら、あれこれとゴネて、「こっちは丸腰なのに、警棒持って銃を腰に下げて脅すのか?」と言っているようなもの。
もし、挑発にのってうっかり手を出してしまったら、「ぎゃー、骨が折れたー」「善良な一般人への暴力だー」とか大袈裟に騒いで、さらに人数集めて押しかけてきたり、慰謝料を脅し取ろうと・・・したりして(怖)

バックには中国海軍という武力集団が控えているが、これが大っぴらに出てくると国際政治や経済的によろしくない。そこでいまはまだ、丸腰(非武装)であることを喧伝する戦術をとっている。

次は、漁船と漁民を使い、いわば賃借人を作り上げて生活実績を無理矢理に作ったり、法的に主張するときに使える実績作りを加速させていくだろう。

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「国家海洋局 VS. 週刊ポスト」では、ほかの部分はともかく「機関銃がどうした」という部分についてだけは、週刊ポストよりも国家海洋局の言い分の方に分がある。

そこんとこ、週刊ポストも分かっているのだろう。「放水銃を見間違えたのかもしれない」とフォローをいれつつもそれ以上は触れずに、元軍艦の海監の監視船や、漁政の武装に話をもっていってまとめている。
週刊誌の常の「ああ、またか」という内容ですが、うまい書き方をしてます。


マスコミ的には、センセーショナルな表現を使って中国を扱えば、記事も雑誌も注目されやすいという土壌があるのだろう。中国関連報道については、前々から言われていることで、ついに週刊誌でもそういう記事を書くところが出てきている。
在中邦人激白「日本のメディアよ、開戦を煽るのはやめてくれ」(日刊SPA!)


この嫌な流れ、どうすればいいのかなあ・・・(´ ・ω・`)


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コメント

日本が核武装するまでずっと続きそうですね(笑)

コメントをありがとうございます。

核武装するくらいになったら、状況がかなり変わっていそうですね、週刊ポストも含めて(笑)

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