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2013年4月25日 (木)

【H7N9鳥インフル】調査結果まとめ、米国医学誌の論文を読んでみた。

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中国で感染者の発表が増えている、鳥インフルエンザ(A/H7N9)。
中国疾病予防管理センター(中国CDC、中国疾病预防控制中心)の4月17日までに確認された感染者の調査結果のまとめが、米国の医学誌 "The New England Journal of Medicine (NEJM)" でプレリリースされた。

鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者の77%は、鶏や豚など生きた動物に接していたことが、 25日、中国疾病予防コントロールセンターなどの調査で分かった。米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。
77%の感染者が動物と接触 中国、鳥インフル調査(47NEWS|4/25)

Preliminary Report: Epidemiology of the Avian Influenza A (H7N9) Outbreak in China(NEJM)
April 24, 2013 | A. Li and Others (DOI: 10.1056/NEJMoa1304617)


82人のH7N9鳥インフル感染者のうち、詳しい記録があるのは77人。
59人(77%)に生きた動物との接触歴がある。
45人(76%)はニワトリ、12人(20%)はカモ、そして4人(7%)はブタである。(2人は複数と接触?)その他、ハト(食用ハト?)、ガチョウ、ウズラ、野鳥、ペットの鳥、猫と犬と接触があった人がいる。

詳しい解説や医学的解釈は、医学系雑誌やブログが書いてくれるだろう。素人なりに読んでみた。

グラフや地図、表が分かりやすかったので、軽くメモ。



感染者の発症日をもとにしたグラフ

Figure.1 Date of Onset of Illness in First 82 Patients with Confirmed H7N9 Virus Infection, According to Province in China.
201304birdflu1301
(大きな画像にリンクしています)

上海市では、4月11日以降、感染者は発表されていない(4月25日午後5時現在)。
"生きた家禽"を扱う市場の閉鎖が効果があったのだろうか、上海ではピークは越えたと考えられる。
しかし浙江省では、16日(参照:cn)、17日や18日(参照:cn)に発症した感染者が報告されている。今後、どう推移するか気になるところだ。

ちなみに、台湾ではじめて確認されたH7N9鳥フル感染者(4月24日発表)は、4月12日に発症した。(参照:tw


前の記事の「発症した日」を元に描いたグラフ(4月14日発表分までの60人)と同じパターンであり、その後も大きな変化は起こっていないことが分かる。
追加情報として、3月に断続的に発症者が出ていたことが分かった。

【H7N9鳥インフル】感染者が「発症した日」を元に、グラフを描いてみた。: メモノメモ



発症者の居住地域

Figure.2 Geographic Distribution of 82 Confirmed and 2 Suspected Cases of H7N9 Virus Infection in China, as of April 17, 2013.
201304birdflu1302

省単位で報道されるので広い地域で流行しているとイメージしてしまうが、長江下流〜河口の周辺の、それほどは広くない地域で発生している。
その他の地域へは、生きた家禽の取引によって広まったか、あるいは、台湾の感染者のように感染した人が移動をしたのかもしれない。




複数の感染者が出た2つの家族のタイムライン詳細。(例1の表だけ掲示)

Figure.3 Timeline of Pertinent Exposures and Dates of Illness Onset in Two Family Clusters of Cases of H7N9 Virus Infection in China. ("Shanghai family cluster' only)
201304birdflu1303
(大きな画像にリンクしています)

はじめての感染者の上海市の李さん(87)と、息子2人の、発症から治療、死亡または退院までのタイムライン。

上から、次男(55才)・長男(67才)・李さん(87才)。
まず、2月11日に次男(55)が発症。
その寝台の脇で、李さん(87)と長男(67)が看病をしていた。2人とも2月19日に発症。
次男(55)は10日後の同20日に病院に入院したが、ほかのH7N9鳥インフル感染者の重症例と同じようにすでに重態だったのだろう、同28日に死亡した。
李さん(87)は3月4日に死亡。長男(67)は快復し3月31日に退院している。ふたりともタミフルを投与されたようなので、生死を分けたのはやはり年齢か、それとも健康状態などの違いなのだろうか。

表では、この次男(55)は "Suspected case" (疑い例)と記されている。これはすでに死亡し、検体も残っていないので確認出来ないから。感染者数には含まれていない。
(参照:【H7N9鳥インフル】日本と中国の報道での感染者数の食い違い。感染者リストに載らない死亡患者の存在。: メモノメモ

もうひとつは、江蘇省の家族。
1人目が、3月8日に発症。その寝台の脇で2人目が看病をしていた。
2人目は、18日に患者の寝具を洗濯し、21日に発症している。2人とも入院中。

これら2つの家族内での複数の感染者は、重症化した家族の看病をしていて、咳による飛沫や痰のような分泌物が原因で感染したのかもしれない。WHOが「"限定的な"人から人への感染」は否定できないと言う所以。


4月17日までの感染者82人と密接に接触した人は1689人。
そのうち1251人に対して、7日間の医学的観察を行ったところ、19人(1.5%)で呼吸器系の症状がみられた。RT-PCR検査の結果は「陰性」。
19人の内訳は、家族(2人)、医学実習生(1人)、感染者のルームメイト(1人)、ヘルスケア・ワーカー(15人)。

限定的も含めて、人から人への感染は起こっていないと言えるだろう。

ただし、発症初期にタミフルによる治療を受けた事で重症にはならず、上気道から採取した検体だけを調べた時には、陰性となる場合もあるのではないだろうか? 台湾のはじめての感染者は、2度の上咽頭拭い検体の検査では陰性だったが、後に痰を調べて陽性と確認された。

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医学者ではない、あくまでも素人の解釈ですが・・・、

中国の中東部地域でのエピデミックは、生きた家禽を扱う市場の閉鎖が功を奏して、ピークは越えていると感じられる。上海ではピークは越えたが、浙江省のように微妙な地域も残っている。
江西省(4月25日に1人目の感染者を確認)のように、今後、ほかの省市で感染者が出る可能性は充分にある。しかし地方政府が対応を間違えなければ、3月下旬から4月上旬の上海・周辺地域のような拡大はしないと思う。

台湾のはじめての感染者のように、流行地域に行っていた人が帰国後に発症する例が、今後も出てくる可能性は充分にあるだろう。 同様の事は、日本国内でも起こるかもしれない
H7N9鳥インフルエンザは抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ等)に感受性が高いので、早期の診察と治療によって快復する可能性が非常に高い。退院した感染患者も複数いる。

人から人への感染は起こっていない(家族内などごく少数の、限定された状況での疑い例はある)ので、心配しすぎる方が体にも、日本経済にも悪そうだ。

もちろん、ウイルスがさらに変異する可能性は否定はできない(否定できる人はいない)。

正直なところ、パンデミックだとか、日本でも大流行寸前だとか不安感を煽っている人は、アベクロ景気を失速させることが目的の、どこかの工作員なんじゃないかと邪推してしまう。(笑)

陰謀論ウイルスに感染してるなあ(笑)




もしGWに中国旅行を予定しているなら、
家禽を使う市場には近づかず、公園のハトや、家禽、野鳥には触らないように。
手洗い励行とマスク着用という、当たり前のインフルエンザ流行対策がまず大事です。

初期症状は季節性インフルエンザと同じで、倦怠感、咳、発熱など。もし違和感を感じたらすぐ(当日〜翌日に)病院へ。
急激に症状が悪くなって、3〜5日で肺炎となる例も多くあります。

歪んだ反日思想をもった医者や看護婦がいる病院ではないことを祈ります。よいご旅行を。

WHO:中国における人での鳥のインフルエンザウイルスA(H7N9)感染症に関するQ&A(国立感染症研究所)
鳥インフルエンザA(H7N9)について(厚生労働省)

FORTH|厚生労働省検疫所

メモ
もし高齢者の身内が、上海周辺を旅行すると言ってたら、「高齢者は感染リスクが高い」から日本国内の温泉にしなよ、と言いますが。


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