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2013年10月16日 (水)

【H7N9鳥インフル】中国・浙江省で、この秋初めてのH7N9鳥インフル感染者を確認。鶏とカモ料理が原因か?

201304birdflu904


10月15日、浙江省衛生庁が、浙江省紹興市の男性(35)がH7N9鳥インフルに感染していることを確認したと発表した。

中国の浙江省衛生庁は15日、同省紹興の男性(35)が「鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)」に感染していることが確認されたと発表した。中国では8月10日に広東省恵州で女性(51)の感染が確認されて以来、約2カ月ぶりで、秋に入ってから初めて。
中国・浙江省で鳥インフル感染1人確認 再流行の懸念も - MSN産経

16日付けの浙江在线で、患者の弟への電話取材を元にして、発症前の詳しい状況が報道されている。

禽流感患者发病前曾“穷游”宁波 吃饭点过鸡鸭肉(10/16|浙江在线)

感染患者の35才男性は、紹興市の会社で広告プランニングなどの仕事に従事している。記事には、生きた家禽の取り扱いや住居近くでの飼育など高感染リスクについては特に書かれていない。

弟への電話取材によると、患者は10月2日から3日に寧波市(紹興市の隣の市)へ、徒歩での「貧乏旅行」をしていたそうだ。紹興市に帰宅した後、6日の昼頃に、同僚3人と「鶏料理」と「カモ料理」を食べ、ビールを飲んでいる。
翌朝、7日午前に嘔吐を繰り返し、8日に病院に担ぎ込まれた。病院では、生理食塩水を与えるなど治療したが、症状がさらにひどくなる一方なので11日に大病院へ移送。検査をしたところH7N9鳥フルのウィルス陽性を確認。15日に浙江省衛生庁が発表をした。

初期症状から、最初の病院では食中毒の可能性を考えたのだろうか? 食堂で食べた鶏料理・カモ料理の加熱が充分でなかったのかもしれない。 
しかし不思議な事に、一緒に食事をした同僚3人には症状は出ていない。

弟が兄(患者)と話したのは10月1日と11日と書いてあるので、その間の寧波への旅行中の詳細は分からない。徒歩旅行中に、生きた家禽やその体液・糞便と接触し感染する機会があったのかもしれない。 たとえば2013年4月24日に、台湾国内で唯一確認された感染者も、江蘇省への出張中にゴルフ場で鳥の糞便に触れ、感染した可能性が指摘されている(参照)。
初期症状の嘔吐は、単に疲労が激しくて、胃腸が肉料理を受け付けなかっただけとも考えられる。


専門家によると、感染原因は不明だが、初期の症状でインフルエンザと判定することは可能だった、患者は徒歩旅行の後であり、かなり疲労し免疫力が落ちていたのでウイルスに感染しやすい状態だったのではないか、と話している。


今後、レストランの検査や、鶏肉・カモ肉を卸したルートの調査が行われ、陽性あるいは陰性という報道があるかもしれない。続報を待ちたい。

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このH7N9鳥インフルエンザ、
にわとりやカモ、鳩やうずらなど鳥類ではほとんど症状がないという非常に困った特徴がある。

(追記・修正:2013/11/08)
2013年春の流行時、感染者が出た自治体では"生きた家禽"を扱う市場を閉鎖して検査をしている。ウイルス陽性の鳥や体液・糞便が確認された場合でも、全取得サンプルの1%未満〜数%に感染が確認された程度で、市場全体に蔓延していたわけではない。家禽の間でも、感染率はそれほど高くないのかもしれない。

だから余計に厄介で、無作為にサンプルをとって調べてみても陰性になる可能性が高い。
そして運悪く、ヒトに感染した後に症状が出て、急激に悪化してしまう。

最初、このようにに書いたのですが、全ての市場に適用できずむしろ感染者が多く出ている地域の市場ではかなりの高率で感染した家禽がいることが分かりました。
11月8日付けの科技網ほかの記事より、杭州市のH7N9鳥フル感染者が多い地域の4つの"生きた家禽"を扱う市場に限定して調べた結果から、鶏は8割以上、アヒルは100%近くの感染が確認されていました。環境サンプルも100%近く。
人为生态环境或是H7N9病毒的温床(11/8|科技网)

この記事の元の論文(2013年7月)を改めて調べてみたところ、それぞれのサンプル数が1件〜12件と多くは無いのですが、この通りです。
Relationship Between Domestic and Wild Birds in Live Poultry Market and a Novel Human H7N9 Virus in China

修正前の勘違いは、報道されていた統計が、「感染者の出た自治体の市場全てを調べた結果、H7N9陽性となったのは数%と少ない」という大枠をそのまま使ってしまったためでした。
以上、修正します。
個別の市場のケースを、少し深く調べるべきだった。
(追記ここまで)

幸いにも、現段階ではH7N9鳥インフルエンザは、「患者の極めて身近で世話を行い、患者の体液や糞便と直接に接触するような」かなり限定的な状況でしか、ヒトからヒトへの感染は確認されていない。

2013年春の流行の結果から、高齢者はハイリスク群に分けられる。感染後に急激に症状が悪化し数日で重症の肺炎に至った例も多い。注意をしてほしい。

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個人的には、衛生意識の高い日本国内では、現在のH7N9鳥インフルは恐るるに足らないと思っている。

渡り鳥を介して国内の鳥にウイルス感染が広がることは心配だが、幸いにも、いまのところまだ確認されたという報告はない。

そのうち、日本国内でもH7N9鳥フル感染者は確認されるだろう。この冬かもしれない。
いずれは、他の季節性インフルエンザのように、確認されたりされなかったり、流行したりしなかったりを繰り返すのではないだろうか。


ウイルスが変異する可能性は常にある。
過去のスペインかぜ(H1N1)、香港かぜ(H3N2)のように、世界的なパンデミックを引き起こす可能性も常にある。
「もしも」の話なので、心配しすぎる方が心身に影響を与えてしまいそうだ。人類の歴史はウイルスとの闘いの中にある。起こる時は起こる。


どっちかというと、大した事がなくても、2009年新型インフルエンザの時のようなみっともない騒動を繰り返してしまいそうで、そっちの方が心配かな。


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