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2013年10月 7日 (月)

脂肪の「分解」に着目したトクホ 『伊右衛門 特茶』を飲んでみた。|ケルセチン配糖体について調べてみた。

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話題のサントリー『伊右衛門 特茶』。 スーパーの棚で品切れ寸前だったので、つい手が伸びてしまいました。
飲んでみた感想とか、「ケルセチン配糖体」って何それ?と思い、調べてみたことなどちょっとメモ。

緑茶のペットボトルを買うときは大抵、伊藤園の『お〜いお茶』かサントリー『伊右衛門』。好きなブランドの1つなのですが、『伊右衛門 特茶』(以下、『特茶』)は後味に、微妙に、緑茶ぽくない「渋味」と「苦味」が続いて違和感をおぼえました。
当然個人差はあるでしょうし、じきに慣れるとは思いますが、初対面の印象はそんな感じ。お見合いの席なら、おほほと微笑ってお茶を濁すバターン。

仕事の合間にちょっと一服と、ゆっくりと口の中で転がすように飲むのではなく、コンビニ弁当を食べながら流し込む時や、のどが渇いた時にぐーっと飲むには適していると思います。

トクホ飲料にありがちな変な味ではないし、面白い商品だと思うけど、緑茶の『伊右衛門』ブランドで良かったのかな? (´ ・ω・`)


史上初!脂肪の「分解」に着目したトクホ。(サントリー公式サイト)

トクホ許可表示の「ケルセチン配糖体」は、マメ科の落葉高木「エンジュ」の花の蕾からとれる植物成分に由来する成分だそうです。ちょっと気になったので調べてみました。

エンジュから抽出した成分由来の「ケルセチン配糖体」と仰々しく書かかれているわりには、私たちが日常的に摂取している化合物です。
『伊右衛門』ブランドに身を包んでて、(よく分からないけど)ハイスペックな肩書きと思っていたら、案外、身近な方でした(笑)

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「ケルセチン配糖体」は、柑橘類、タマネギやそばをはじめ多くの植物に含まれる化合物です。
クェルセチン - Wikipedia

『伊右衛門 特茶』ばかり話題になっていますが、サントリー『大人ダカラ』も一緒に消費者庁から特定保健用食品(トクホ)の表示許可を受けています。関与する成分は、『特茶』と同じ「ケルセチン配糖体(イソクエルシトリンとして)」で、成分量も同じ110mg(350ml容量あたり)。 『大人ダカラ』の特定保健用食品評価書(案)が、食品安全委員会から公開されています。

特定保健用食品の許可について(pdf)(消費者庁)
(案)特定保健用食品評価書 大人ダカラ 2012年1月 食品安全委員会新開発食品専門調査会(pdf)(食品安全委員会)

I.評価対象品目の概要
2.関与成分
本食品の関与成分であるケルセチン配糖体は、マメ科植物のエンジュ(学名: Sophora japonica linnaeus)から抽出したルチンを酵素で加水分解しルチン酵素分解物としたものに、デキストリンの存在下で糖転移酵素を作用させグルコースを付加したものであり、イソクエルシトリン又はイソクエルシトリンに 1~7 個グルコースが α-1,4 結合したものである。

サントリーは、『特茶』の「ケルセチン配糖体」も同じ製法で作っているでしょう。この資料が手がかりになりそうです。

「ケルセチン配糖体」は、「ケルセチン」が脂溶性が高く水に溶けにくいため体内で吸収されにくいので、水溶性を高めるために配糖体にしています。(参照

2005年にサントリーが、「ケルセチン配糖体」は「ケルセチン」の120倍の九州率を確認(参照)したと発表しています。ただし、植物中のケルセチンは通常、配糖体の形で存在しているようです(参照)。

「ケルセチン」の配糖体には、「ルチン」、「イソクエルシトリン(イソケルシトリン)」と「クエルシトリン(ケルシトリン)」があり、3つめはピーマンの渋味や苦味の成分と解明されています。
タキイ種苗×お茶の水女子大学 共同研究成果 「ピーマンの苦味成分」を解明

『特茶』に感じた渋味や苦味は、ケルセチン配糖体由来のものかもしれません。



I.評価対象品目の概要
3.作用機序等
(省略)
ケルセチンは、小腸上皮や肝臓でメチル化並びにグルクロン酸又は硫酸の抱合体化を受け、循環血中では主にケルセチンの抱合体として存在し、脂肪分解酵素であるホルモン感受性リパーゼを活性化し脂肪細胞からのグリセロール及び遊離脂肪酸の放出を促進し脂肪分解を促進することにより、体脂肪低減作用に寄与するとされている。
ケルセチン配糖体は、摂取量の約6%が速やかに吸収され、その大部分が 24 時間以内に腎臓から尿中に排泄される(参照 1~6)。

脂肪細胞に含まれるホルモン感受性リパーゼを活性化させることで、脂肪分解を促進させる効果があるそうです。
運動によるアドレナリンやノルアドレナリンのようなホルモンなどの作用によって活性化されるものが、ケルセチンを大目に摂取することで充分な効果が出たのでしょうか? 後述しますが、普段の飲食生活でもそこそこの量のケルセチンを摂取しています。

また、脂肪面積減少との説明は、どこまでがケルセチン配糖体の効果なのでしょう?
薬剤師kittenの雑記帳さんとこの記事「「体脂肪を減らす」トクホ、伊右衛門 特茶」では、他のトクホ飲料と比較して"カテキンの効果なんじゃない?"と疑問を呈しておられます。

一方、ケルセチンには、抗酸化効果も期待されています。
ケルセチンの秘密 驚くべきちからを秘めたポリフェノール | サントリー健康情報レポート

サントリーでは、ケルセチンとグルコサミン、コンドロイチンの3つの成分を組み合わせることで、ひざ関節の痛みを緩和することを確認したそうです。(参照

(「〜に効果がある」という良い部分の情報は、広告や販売サイトに氾濫しているので、ここでは多くは書きません)



II.安全性に係る試験等の概要
1.食経験
ケルセチン配糖体は、酵素処理イソクエルシトリンとして既存添加物名簿に収載されており、主に酸化防止剤として、飲料、デザート、冷菓、菓子、食肉加工品、珍味、 水産加工物等に使用されている。また、使用基準はない(参照 7)。
ケルセチンは、野菜や果物などに豊富に含まれるフラボノイドの一種であり、その多くが配糖体として存在する。日本人のケルセチン平均摂取量は、9.3、34.6 mg/日 等の調査結果がある(参照 8~11)。

『特茶』の「イソクエルシトリン」は、酸化防止剤として使われている食品添加物です。
エンジュから抽出した「ルチン」も食品添加物で、飲料、冷菓、菓子類、肉や魚の加工品、珍味類に酸化防止の目的で使用されています。

ルチン(抽出物)|らでぃっしゅぼーや 添加物大事典
研究実績: 09.ルチン -rutin- -常磐植物化学研究所

サントリーの「ケルセチン」特設ページでは、無理からぬこととは思いますが、食品添加物・酸化防止剤として使われているとは書かれていませんね。 だからどうだというつもりはありません。よくある話です。食品添加物の怖いイメージばかりが膨らんでいるので、製造元は、触れなくても問題ない事なら書かずに済ませているのでしょう。


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「日本人のケルセチン平均摂取量は、9.3、34.6 mg/日 等の調査結果」と言及されているので、参考文献の1つをあたってみたところ、ケルセチンの摂取量は17.8±14.2mg/日(3.6〜32.0mg/日)。ケルセチンは植物体中では通常、配糖体で存在しているそうなので「ケルセチン配糖体」の量と考えられます。
「ケルセチン配糖体」と仰々しく書かれているわりには、日常的に摂取している化合物で、主な摂取源は緑茶を中心とする飲料(お茶飲料)です。

関西在住の中高年女性における食事由来フラボノイド摂取量およびイソフラボン摂取量の推定。(pdf)(井奥加奈, 奥田豊子, 樋口寿, 小切間美保, 竹井瑶子、大阪教育大学紀要 第II部門 第56巻 第2号 1~19頁(2008年2月))

食品に含まれるケルセチンの量は、「 表3 食品に含まれるフラボノイド量(mg/100g)」から、赤たまねぎが48.13mg、ケール(搾汁液)が19.43mg、もろへいや(ゆで)が15.50mg。たまねぎは11.92mg。
「ケルセチンはたまねぎに多く・・・」という説明は「赤たまねぎに多く・・・」と読み替える方が適切のようです。
サラダやマリネのたまねぎの薄切りには、何も考えずに普通のたまねぎを使っていたけれど、これからは「赤たまねぎ、レッドオニオン」を使うことにしよう。


面白いのは「嗜好飲料」の部分で、てっきり煎茶が一番多いのかと思いきや、一番多いのは紅茶で7.75mgありました。
紅茶7.75mg、煎茶4.23mg、ウーロン茶3.60mg。(お茶(抽出液)100mgあたり)

紅茶500mlに、ケルセチンは40mg近く含まれているようです。『特茶』の3分の1強とけっこう多い。 (市販の緑黄色野菜ジュースは1.08mgしかありません。ダメじゃん。)

脂肪燃焼よりは、抗酸化の効果の方が期待出来そうな気がします。


非常にご立派な方だと思いますが、今回はご縁がなかったということで・・・

『伊右衛門』wktkしてたのに、初対面で違和感を感じたのが尾を引いちゃったかなあ。少し詳しく調べてみたら、あらら?という感じ(´ ・ω・`)


機能性食品花盛り・・・いいのだろうか、これで。



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