【H7N9鳥インフル】香港で2人目を確認 浙江省で新たに1人確認 関連報道いくつか

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香港と浙江省で、新たに確認されたH7N9鳥インフルエンザ感染者について、日本語のニュースで流れていない話を中心にいくつか。

・浙江省のH7N9患者は、前の患者の娘婿

浙江省で新たに1人のH7N9鳥インフルエンザの感染者が確認されたと、浙江省衛生庁が発表した。患者は、浙江省湖州市安吉県に住む30才の男性。12月5日にH7N9陽性が確認された。浙江大学医学院付属第一病院で治療中。

実はこの男性（30）、11月27日にH7N9陽性が確認された男性（57）の娘婿。
義父のH7N9陽性の確認後しばらくして、娘婿も発症したそうだ。時間差で発症した原因は、暴露したウイルスの量や、年齢や現病歴の違いだったのかもしれない。家族間の感染の有無を証明するのは難しいそうだ。

現段階では、H7N9鳥インフルの人から人への感染は確認されていない（家族による看病の時に、感染者の痰など分泌物に直接接触するような、極めて限定的な状況での疑い例は数例ある）。

この秋以降の2番目のH7N9感染者、浙江省嘉興市（嘉兴市）の男性（67）は、亡くなった。

浙江新增1例人感染H7N9禽流感病例（12/7｜浙江在线）

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・香港で2人目の感染者を確認　深圳市に住む老人

香港の2例目のH7N9鳥インフルエンザの感染者が確認されたと、香港衛生局が発表した。（香港政府新聞網）
広東省深圳市宝安区にずっと住んでいる、80才の男性。
糖尿病と心臓の疾患があり、治療のために、香港・屯門区にある屯門病院に入院した後に発症、H7N9鳥フル陽性が確認された。来院時には熱はなかった。

興味深いことに、この男性（80）は、11月13日から29日まで深圳市宝安区の福永人民病院に入院していた。香港の屯門病院に来院したのは12月3日。29日から3日の数日の間に、深圳市内（恐らく病院や自宅近く）で感染したと考えるのが蓋然性が高い。　
それとも？・・・(；ﾟдﾟ) ｺﾞｸﾘ

そうそう、H7N9鳥インフルとは関係ないけど、屯門病院では11月30日にVRE（バンコマイシン耐性腸球菌）感染者が4人確認されています。（香港政府新聞網）

閑話休題、
2人目のH7N9患者は高齢で難聴なため、病院関係者がコミュニケーションをとるのが難しい状況なのだそうだ。感染源の解明は困難だ。

香港、食物・衞生局の高永文局長は、深圳市の一部地域の家禽はH7N9鳥インフルエンザ・ウイルスに感染しているとして、市民に対して、家禽との接触を避けるように警告をした。
深圳雞染H7N9 港人北上慎防（12/8｜太陽報）

深圳市衛生当局は、宝安区の一部地域の生きた家禽を扱う市場でサンプルを採取し検査を行う。
記者の質問に対して、当局者は検査目的は明かさず、さらに、全市の市場でのサンプリング検査は当面は行わないと回答している。また、検査結果は官報で発表するそうだ。
深圳疾控中心抽驗街市雞糞（12/8｜太陽報）

香港と深圳の衛生当局の間に、温度差がある。

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・屯門病院、地獄病院

屯門病院は、屯門区と周辺地域100万人に医療サービスを提供する、24時間救急受け入れ体制を敷いている総合病院。
香港1例目のインドネシア人女性（36）が発症後最初に入院していた病院でもある。彼女は11月30日に瑪麗（Queen Mary）病院に移送されているので、病院で2人は接触していない。

インドネシア人女性（家政婦）の雇い主の住まいは、屯門区にある。深圳市に日帰り旅行をした時に感染したと考えられている。多分、深圳湾口岸（出入国検査場）を通って深圳に行ったのだろう。帰港後に発症し、28日に屯門病院に入院した。

香港の屯門区と、深圳市宝安区は近い。
男性（80）は付き添いの家族3人と一緒に、深圳湾大橋を通って深圳湾口岸（出入国検査場）から入境し、そこからタクシーで屯門病院に向かっている。息子1人が香港に住み、親戚が屯門区にいるのだそうだ。

調べてみるとこの病院、医療事故が多い病院として評判が悪く、「地獄病院」「奪命病院（攞命医院）」というありがたくない呼ばれ方をしている。

屯门医院（维基百科，wikipedia）
[屯門3]★医療事故が多い病院（The香港）

風水的に、色々とよくないんじゃないかな・・・　（´ ・ω・`）

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