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2014年1月11日 (土)

国家海洋局の航空機"Y12"型 東シナ海の飛行コース(2014/1/7)

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時事


防衛省・統合幕僚監部は1月7日に、東シナ海を飛行した中国の国家海洋局所属の Y-12型プロペラ機に対して、航空自衛隊がスクランブルを行ったと発表した。

[公表]中国機の東シナ海における飛行について(pdf)(1/7|防衛省・統合幕僚監部)
 

防衛省は7日、中国国家海洋局のプロペラ機1機が沖縄県・尖閣諸島周辺を飛行したため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。中国機は同諸島から約160キロの地点まで接近したが、領空侵犯はなかった。
尖閣諸島周辺で中国機の飛行が確認されたのは、中国が東シナ海上空に防空識別圏を設定した昨年11月23日以来。同省が警戒を強化している。
中国機が尖閣接近=空自緊急発進、領空侵犯なし-防衛省(1/7|時事ドットコム)

  
このプロペラ機は、国家海洋局・東海航空支隊所属の、Y-12(运12)Ⅳ型プロペラ機「B-3837」 。2012年12月13日に、尖閣諸島の魚釣島で領空侵犯をした機体。
【尖閣】領空侵犯した国家海洋局・中国海監の航空機 "B-3837"機 Y-12IV型・主要諸元: メモノメモ

中国海警局が正式に発足した後、2013年8月や10月に、防衛省・統合幕僚監部から発表・報道された「B-3826」機の同型機。
飛行ルートはこれまでとほぼ同じなので、浙江省の舟山基地から、中国海監総隊の頃と同じ飛行プランで飛んでいるのだろう。今回も離陸後に南下し、ほぼ同じ緯度で東に進路を変え、北上して帰っている。
【尖閣】国家海洋局の航空機"Y12"の飛行コース(8/25) 拡大する海洋と島の調査活動: メモノメモ

【尖閣】国家海洋局・中国海監の海洋監視船・航空機など、尖閣関係の過去記事まとめ(〜3/14): メモノメモ (〜2013/3/14)

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中国海警局が正式に成立し、国家海洋局・中国海監総隊の多くの海洋監視船が海警局に移籍し、舷側のペイントが塗り替えられている。ところが、いまのところ、国家海洋局所属の航空機が海警局のペイントに変わった様子はない。

ヘリ搭載型の3000トン級警備船「海警3383(もと海監83)」「海警2350(もと海監50)」の搭載ヘリくらいは塗り替えられていて不思議はないと思う。 しかし中国海洋報の今年1月の記事では「海警3383(もと海監83)」搭載ヘリは「中国海监B-7112」と表記されている(国家海洋局)。いろいろと、不明な点が多い。

国家海洋局の所属機が、中国海警局所属の警備船に搭載されていて、もし海洋権益の保護のために空からの活動を行う必要がある場合には、その場で中国海警局の職責と権限が与えられるのだろうか? 
もし今後、国家海洋局のY-12型プロペラ機が尖閣諸島の周辺海域を飛行した場合には、中国海警局の権限を持つ搭乗員を載せることで対応するのかもしれない。

中国海監の頃は、海洋監視船とY-12型プロペラ機の飛行を絡めて、海と空からの立体的法執行活動を行ったと発表していた。 今回のY-12Ⅳ型プロペラ機の飛行について、国家海洋局の発表はまだ無い。
今後、どのような表現で発表されるのか続報を待ちたい。

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今回のY-12型プロペラ機は、尖閣諸島(魚釣島)の約160km北、領空から約140kmまで接近した。

かなり離れているにも関わらず「尖閣諸島周辺を飛行した」と言って「領空侵犯はない」と続ける報道には、ずっと違和感を感じているのですよ。

201401haijian001
防衛省・統合幕僚監部(pdf)より)


領空は約22km。領土から約160kmを「周辺」と言うには、ちょっと離れすぎてませんか?(´ ・ω・`)

統合幕僚監部の発表資料を見ると、尖閣諸島の方向へすら向いていない。

防衛省・統合幕僚監部が、ほかに基準となる島がないから、基点として「尖閣諸島から〜km」発表するのは理解できます。
スクランブルを行ったので、その航空機が領空侵犯をしなかったかどうかを発表するのも理解できます。


ただ重要なのは、こういう報道を元に騒いでいると、国際的に日本がどういう姿にイメージされるかではないでしょうか。
国際社会(中国を除く)からすれば、海洋環境調査と監督管理が主要任務のプロペラ機が、公海上を飛行し、日本の領空から140kmも離れた距離までしか接近していないのに、神経質すぎるとは見られないだろうか?


国内の危機意識を高める意味はあるだろう。
ただ、大騒ぎするような事例ではない。新聞本紙の国際面か社会面の端の"べた記事"で充分だと思う。

むしろ、度重なる中国海警局の警備船による日本の領海航行の事例が、"べた記事"で、コピペしたようなテンプレート記事ばかりになっている事の方に危機感を持っている。


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