蛟竜号、新華社通信の記者が潜水調査に同行 【画像】
中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号」。
7月23日の今年6回目の潜水調査に、新華社通信の羅沙(罗沙)記者が同行して潜りました。
日本では、こういう感じの科学記事をあまり見掛けなくなったのがちょっと残念。
记者深潜日记之六:深海行记(新华网)
深海行记 “蛟龙”号第6次下潜(高清组图)(新华网)(罗沙記者が撮影した画像9枚)
今回は水深3351mまで潜水。
これまで公開された写真は、潜水艇外部のカメラで撮影したものが多かったですが、もちろん艇内からもくっきりと見えてます。
マニピュレータを使って、専用容器に海底のサンプルを取っているところ。
パイロットは唐嘉陵。
ちょっと雰囲気出して撮ってます。
蛟竜号のコックピットの様子(昨年、一昨年のもの)
操縦席と正面の窓。パイロットの右側と画面左下に左右2つの丸い窓が見えています。
「しんかい6500」の艇内の様子は次のリンクから。
海の研究探検隊 JAMSTEC > 第1回 母船「よこすか」と潜水調査船「しんかい6500」(ナショナル ジオグラフィック)
「しんかい6500」<研究船・探査機(JAMSTEC)
「蛟竜号」の耐圧殻そのものの内径は2.1mで、日本の「しんかい6500」と大きくは変わりません。どちらも定員3人。ただ「蛟龙」は新しい分、機材をコンパクトに設置出来てレイアウトに余裕が感じられます。居住性も少し良さそうです。
蛟竜号。操縦席を背にして記念撮影。
![]() | 有人潜水調査船「しんかい6500」 模型と写真で見る「しんかい6500」の活動と実績 (DENGEKI HOBBY BOOKS) 電撃ホビーマガジン編集部 アスキー・メディアワークス 2012-06-30 売り上げランキング : 158958 Amazonで詳しく見る |
« 中国の有人深海潜水艇「蛟竜号」、搭載ROV「竜珠」をテスト 【画像9枚】 | トップページ | 周永康を立件へ 「大老虎(大きなトラ)を取り押さえた」事がとても分かりやすい新聞【画像】 »
「国際」カテゴリの記事
- 韓国国防部、低空威嚇飛行と主張|東シナ海の、現場の海域はどのあたり?(2019.01.27)
- イスラム教の大巡礼「ハッジ」、サウジアラビアに仮眠用カプセル。日本から輸入。 中国製か?(2018.08.19)
- 沈没したタンカー「Sanchi(サンチ)」号から流出した油? 読んでおいた方が良い記事(2018.02.02)
「科学・技術」カテゴリの記事
- 中国、1万メートル級のフルデプス有人深海潜水艇、耐圧殻の熱間成形に成功(2017.12.05)
- 中国の国産4500m級有人深海潜水艇 国産化率は90%以上 重要部品は100%に(2017.05.09)
- 『第四極』 中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、研究開発・深海挑戦記。 | 『第四极 — 中国“蛟龙号”挑战深海)』(2017.01.05)
- 中国の有人深海潜水艇、海洋関連ツイートまとめ(2016年6月〜7月)(2016.08.21)
- 中国、科学調査船「探索一号」、大規模改修が終了 国産の4500m級有人深海潜水艇の母船に(2016.05.12)
« 中国の有人深海潜水艇「蛟竜号」、搭載ROV「竜珠」をテスト 【画像9枚】 | トップページ | 周永康を立件へ 「大老虎(大きなトラ)を取り押さえた」事がとても分かりやすい新聞【画像】 »
コメント