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2014年9月 3日 (水)

【エボラ】中国、エボラ"診察例"(疑い例)は20件 全て陰性 ー 中国CDC

201409ebola001
北京出入境检验检疫局


中国疾病予防コントロールセンター(中国CDC)は、8月31日までに中国国内で確認されたエボラ"診察"例は20例あり、全てが「陰性」だったと公表した。新華社ほかが伝えた。

中国は、エボラ出血熱(エボラウィルス感染症)と似た症状を示している病例に対して、「留观(診察)病例」「疑似(疑い)病例」「确诊(確定)病例」の3段階としている。
このうち、日本を含む各国のマスメディアが報道している「エボラ疑い例(疑似, suspects)」は「留观病例」と「疑似病例」に相当するが、中国当局は国内で確認されているのは「留观病例」であり、「疑い例」は確認されていないと発表している。中国メディアの報道も同様。

何が違うかというと、その国や組織の発表があってマスコミが疑い例(suspects)として報道したかどうかなのですね。中国では発表も報道も「疑い例」という表現はさせないから、外国メディアも報道しにくい。

ここでは、中国の基準や報道はともかくとして、国際社会の一般的な報道に合わせてエボラ「疑い例」と書いていく。

(*)「留观(留観)」をざっくりと「診察」と訳したが、より適切には、病院や診察室に留まって診察、医学的観察、治療を受けている状態。

中国疾病コントロールセンター・感染症予防控制所の李德新(李徳新)研究員によると、現在、国内でエボラ「疑似」病例の報告は無い。主にエボラ「留观」病例とみなされる20のサンプルの検査結果はいずれも「陰性」で、エボラウィルスは無い。その中の9のサンプルでマラリアの核酸や抗原の陽性となり、マラリアの治療が行われている。

中国疾控中心病毒病预防控制所研究员李德新介绍,目前,我国尚未收到埃博拉疑似病例报告,这20份标本主要为埃博拉出血热留观病例,但经检测均为阴性,已排除埃博拉病毒。其中9份标本疟原虫核酸或抗原阳性,已按疟疾病例进行及时治疗管理。
中国疾控中心:已检测20份标本为埃博拉病毒阴性(中国政府网)

【エボラ】中国、北京で「エボラ疑い例」 リベリアから帰国した北京住民 ー 北京市衛生当局: メモノメモ
【エボラ】中国、広東省深圳市の中国人に「エボラ疑い例」か? ー 香港メディア: メモノメモ
【エボラ】中国、広東省のエボラ疑い例はマラリア ー 疾病予防管理センター: メモノメモ

セネガルで、ギニアの病院から姿を消した学生が見つかりエボラ陽性と確認されるなど、予断を許さない状況にある。
孤立化させられつつある流行地域では、医療物資だけでなく食料の不足も危惧されている。コートジボワール(安倍総理が1月に訪問した)は、隣国のギニアとリベリアとの間に「人道回廊(humanitarian corridors)」を設置すると発表した(参照

9月が近づいてきて、やっと日本を含む世界のマスメディアによる「〜で、エボラ疑い例!?」というパニックじみた報道がおちついてきた。SNSでの流言やデマもおちついてきたように感じる。
(関心も薄れてきているのは、よく無い傾向)

こんな中、中国の基準によると、中国ではエボラ「疑い例」はひとつも確認されていないそうだ。
エボラが流行している西アフリカから帰国する中国人もいるわけで、予防的隔離をされた例も複数あるが、それらはあくまでも「留观病例」と発表している。

「留观病例」の基準は体温が37.3度未満なので、診察時の体温がその程度だったのだろう。
尤も、診察を受ける前に強い解熱剤を使っていたら、正しい結果は出ないと思うんですが・・・

北京で隔離されたエボラ「疑い例」(マラリアだった)の場合、発熱のほか、吐き気や嘔吐など症状も示していた。欧米の医療機関なら慎重に発表して、マスコミが「〜でエボラ疑い例!?」と大々的に報道していたはず。
そこんとこ、中国当局は「疑い例」ではないと言い張り、その一方で外国の状況は、欧米も含めた各国で「エボラ疑い例」が何人出たと日々発表しているんですよね。

H7N9鳥インフルエンザの時も強く感じたけど、相変わらずの中華スタンダードです。(苦笑)

ただ、感染症の場合は、社会不安に繋がる流言やデマを発生させにくくし、余計なパニックや過剰な報道、誤報を抑えるには、ずる賢い手と言いますか、効果的な対応とも感じます。

とはいえ、報道やネットの書き込みを強く管理している中国のような国でしか出来ない手です。情報の透明性や、万が一の時に隠蔽しやすい体制なので、問題ありありなのです。

埃博拉出血热防控方案(第二版)(国家卫生和计划生育委员会)

埃博拉出血热疫情防控工作每日情况报告第25期(8/27)(国家质检总局)

埃博拉出血热疫情防控工作(国家卫生和计划生育委员会)

めも

日本メディアは、デング熱の方に関心が向かったようで、エボラの報道が一気になくなった。なんだかなあ・・・

ベルギーのブリュッセルでMSF職員の結果は「陰性」だったとか、スウェーデンも「陰性」だったとか、日本メディアは報道していないようだ。(紙の紙面や、ニュースサイトを全て調べたわけではありません)
日本語で、ネット上で見つかるニュースは、VOR(ロシアの声)みたいな、ちょっと信頼性が低いと感じている海外メディア日本語版ばかりになっている。

この状況は、余計に、不安感を高めることになっているんじゃない?
紙の紙面に拘りすぎ? ネットニュースの特徴を活かせていないよなあ。

今回の中国のニュースも、日本の大手メディアは取り上げないかもしれないから、日本語であげてみた。


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