【中国海警局】1万トン級「海警2901」進水 満載排水量1万2000トン、76mm機関砲と副砲を装備か？

上海の中船重工江南造船で建造が進んでいる、中国海警局の1万トン級の警備船「海警2901」の空撮写真が、ネット上で公開された。1万トン級の全体像が明らかになったのははじめて。

そして奥では、2隻目の1万トン級が建造中。
計画では、1万トン級は2隻建造される。

1隻目が「海警2901」、東シナ海を管轄する東海分局の所属（予想が外れた）なので、2隻目は南シナ海に配備される「海警3901」になるはず。(｀・ω・´)ｷﾘｯ

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前甲板に、気になる構造物がある。

（赤丸は管理人による）

一段高い部分に、円形の穴？がある。
4000トン級海警船で噂になっていた、機関砲の台座？だろうか？

【中国海警局】大型船に機関砲の砲座か？ （１）4000トン級海警船の模型に76mm機関砲！？: メモノメモ

報道によると、「海警2901」は満載排水量1万2000トン。76mm機関砲を装備し、副砲と高射機銃を2基ずつ装備する。速度25ノットで、航続能力、衝突耐久性、悪天候での航行能力、速度、どれをとっても周辺各国の巡視船を凌駕すると書かれている。

中国万吨海警船“海警2901”已下水并完成涂装 排水量世界第一（观察者网）

真偽は不明。
副砲と高射機銃はどこに設置されるのだろう？
ブリッジの後ろ側と、ヘリ格納庫の上かな？

レドームや遠隔監視採証装置そのほかは、まだまだ設置前。

ブリッジの後ろの壁に、電光掲示板（停船命令等表示装置）が付くのだろう。

巨大な煙突が目にとまる。
2013年6月に、中国がドイツMAN社のエンジン40基を購入していたと、FNNが独自報道した。記事では、1隻に4基を搭載しエンジン出力は約4万7,000馬力と見積もられていた。

日本の海上保安庁の6500トン級しきしま型巡視船はエンジン2基で2万800馬力。2倍以上の出力となる。続報を待ちたい。

煙突の脇にあるのは、大型の搭載艇のための揚収装置のクレーンだろう。
煙突の前の部分は、救命艇の設置場所で、その下（Gの文字の上）にあるのはタラップだろう。
後ろ側にある、舷側の穴は、複合艇（RHIB）の設置場所かもしれない。

船尾には、巨大なヘリポートがある。
前の記事で、写真に定規をあてて船尾の幅を見積もったところ、幅20mを越えているようだった。卓球台130面くらいの広さはありそうだ。（テニスコート2面くらいとも）

後ろからも見てみよう。
格納庫も巨大だ。

扒来的万吨海警图（鼎盛论坛）

中国海警局　すでに10隻の3000トン級以上の新造船を進水、配備　1万トン級以上を含む30隻以上の建造計画: メモノメモ

【中国海警局】建造中の１万トン級の船か？　大型哨戒ヘリを搭載？: メモノメモ

前回の写真で付いていた、船首の進水式のための満船飾（まんせんしょく）ぽい旗はなくなっている。なんだよー　（´ ・ω・`）ﾁｪｯ
【中国海警局】建造中の海警船は噂の1万トン級か　APECに合わせて進水式？: メモノメモ

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