【H7N9鳥インフル】 高病原性へのウイルスの変異 坑インフルエンザ薬がききにくい
(via. twitter)
中国で、ヒトへの感染が続いているA/H7N9鳥インフルエンザ。
世界保健機関 (WHO) の10月26日の発表によると、2013年3月に低病原性H7N9鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が確認されてから、ヒト感染患者は1564名(うち、少なくとも612名死亡)(中国(香港、マカオを含む)1556名。台湾5名(輸入症例)、マレーシア1名(輸入症例)、カナダ2名(輸入症例) )。致死率は30〜40%と高い。
昨シーズン(2016-2017年)は、江蘇省や北京市・首都圏で増加するなど、過去最大の感染者数となった。そのほとんど全てが低病原性のH7N9鳥インフルエンザ・ウイルスによるものだ。
2016年後半に高病原性へのウイルスの変異が確認され、2017年2月には初のヒトでの感染例の発表があった。タミフルやリレンザなど抗インフルエンザ薬は効きにくく、ヒトの感染者数は増加傾向にある。
今シーズン(2017-2018年)の第6波の流行と、高病原性のウイルスによる感染者の増加とパンデミック、そして致死率が心配になる。
ヒトからヒトへの持続的な感染は、まだ確認されていないが警戒が必要だ。
(ヒトからヒトへの限定的な感染は、院内感染も含めて確認されている。)
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