すでに元記事では訂正されている、アクアカタリストの紹介記事で、驚きの病気が載っていた。
渕崎宇一郎副院長ら消化器内科のグループが、腹部のCT検査を行ったところ、胃壁がただれて肥大化しているのを発見。内視鏡検査の結果、食道と胃の接続部や胃壁ばかりか、瞳孔の奥の眼底など上半身の粘膜という粘膜に寄生するたくさんのアニサキスの幼虫が確認された。
医療チームは内視鏡鉗子を使ってアニサキスの幼虫を除去し、その様子を写した動画を医学誌に発表した。 (8月30日朝、閲覧)
(赤字強調は管理人による)
【閲覧注意】生鮭を食べた36歳女性の胃からアニサキス 石川県(画像あり) - アクアカタリスト
元となったハザードラボの記事では、すでに修正され、お詫びと訂正が追記されている。
渕崎宇一郎副院長ら消化器内科のグループが、腹部のCT検査を行ったところ、胃壁がただれて肥大化しているのを発見。内視鏡検査の結果、食道と胃の接続部や胃壁の粘膜に寄生するたくさんのアニサキスの幼虫が確認された
(中略)
「お詫びと訂正:当該記事掲載時に、「眼底にも寄生していた」とあるのは英文訳の間違いでした。お詫びして訂正いたします。
閲覧注意・ 生鮭を食べた36歳女性の胃からアニサキス 石川県 | ハザードラボ
元となった国際医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の記事はこちら。
Gastric Anisakiasis — NEJM
Gastroscopy revealed multiple anisakis larvae penetrating into the mucosa in the esophagogastric junction, fundus, upper body, middle body, and antrum of the stomach.
(赤字強調は管理人による)
機械翻訳かネット翻訳を使ったところ、"fundus"が「眼底」と訳されたことから、 "upper body"(胃の上部) を上半身と勘違いし、「粘膜という粘膜に寄生」と書きすぎてしまったのだろうか。
それにしても・・・
アニサキス症は、胃や腸など消化管の内側への寄生で、消化管壁を貫通する場合もあるとは知っていたけど・・・
最初に、アニサキスという線虫が、眼底から上半身の粘膜という粘膜へ寄生する、という記事(訂正前)を読んだ時は・・・、ホラー漫画の1シーンにあるような、線虫の群れが、口腔や鼻腔の内側を、うにょろ、うにょろ、うにょろ、うにょろと蠢くようなイメージや・・・、眼球の脇からうにょろ、うにょろ、と這い出してくるような(ヤメロw